小社刊『脊振山信仰の源流』、読売新聞で紹介。 [ 2014/05/01 ]
信仰の山だった脊振山見直して
吉田さん出版
福岡、佐賀の県境にまたがる脊振山(せふりさん)の歴史的背景をまとめた「脊振山信仰の源流-西日本地域を中心として」(中国書店)を、西南大学非常勤講師の吉田扶希子さんが出版した。
脊振山は、平安時代の著名な僧、性空小人がこもるなど修験者ならの修行の場として知られた。だが、近年は開発が進むなどして、英彦山に比べて霊山としても知名度が低くなっている。民俗学を研究している吉田さんは10年前から脊振山に注目。現地の寺社を訪ね、数少ない文献を調べるなどして、脊振山を通した信仰的なつながりが西日本に広く存在したことをつづっている。
吉田さんは「脊振山が信仰の山だったことを見直してもらえれば」と話している。主要書店で発売中。B5判328㌻。9500円(税別)
(読売新聞 2014年4月14日)
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