『中国現代詩の歩み』を刊行しました。 [ 2012/03/31 ]
『中国現代詩の歩み』
謝冕 著/岩佐昌暲 編訳 A5判上製/352頁
中国現代詩研究の第一人者、北京大学・謝冕教授の詩論から、現代詩の
歴史を考察した3篇の文章(うち1篇は講演記録)を選び出して編んだも
のである。
中国現代詩が始まるのは「五四」運動(1919年)の頃から。その黎明期か
ら開放政策が軌道に乗り始めた80年代末までの詩の歩みを辿った、
中国現代詩史の初めての好個の入門書。日本語訳詩130篇掲載。
目 次
岩佐昌暲と中国現代文学(謝冕)
第一部 中国現代詩の歩み(1919-49)
はじめに―清末の詩歌改良運動/実験と自己確立の時代―初期現代詩
の世界/ローマンの時代/夢と美の時代/抒情の時代の終結/血と炎
の物語―叙事詩の時代/解放と告発の時代―解放区の叙事詩/《七月》
の詩人たち/九葉派の詩人たち
第二部 新中国と共に歌う―建国三十年詩歌創作の回顧
雷鳴のなかで誕生した時代/天辺に燦然と輝く星の群れ/詩と人民は
思索している
第三部 八〇年代の中国詩
訳者あとがき
索引
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