書名 : 天回医簡(全2冊)
編著者 : 天回醫簡整理組
出版社 : 文物
定価 : 57,200 円
出版年 : 2022/11 月
天回醫簡 裝幀:特種布面精裝帶函套,上下冊
中國中醫科學院中國醫史文獻研究所、成都中醫藥大學、成都文物考古研究所、荊州文物保護中心天回醫簡整理組 編著
本書は、出土竹簡医学書「天回医簡」に含まれる8種の医学書「脈書・上経」「脈書・下経」「逆順五色脈臧験精神」「犮理」「刺数」「治六十病和斉湯法」「経脈」「療馬書」の全点について、赤外線写真とカラー写真を収録し、釈文と注釈を付す。また、「天回医簡」とともに出土した人体経穴模型の写真・分析資料を掲載するほか、附録部には赤外線写真の反転画像、竹簡整理番号との対応図表、刮削校改痕跡表、病名・薬名索引などを収録する。
本書は、現在では失われた多くの医方を含んだ、古代中医臨床に関する貴重な一次資料であるのはもちろんのこと、古代中国の方言・漢字史研究においても、重要な内容を含んでいる。
「天回医簡」とは:
2012年、四川省成都市金牛区天回鎮の「老官山漢墓」3号墓から、医学書と見られる約千枚の竹簡と木製の人体経穴模型・薬品・製薬器具などが出土した。整理と研究の結果、竹簡は枚数900枚以上、文字総数2万字以上、8種の医学書より構成されることが判明し、「天回医簡」と総称された。研究チームによれば、「天回医簡」の主要部分は前漢の呂太后から文帝時期に書写されたものと推定され、文献に登場する大量の斉方言から、山東地方で書写され、墓の主人によって四川地方に持ち込まれたものと推測される。また、竹簡の書体は篆隷・古隷・八分隷の3種の字体があり、書法・字体の変遷研究においても貴重な資料である。
2012年,四座漢墓在成都被搶救性發掘,在位於金牛區天回鎮的3號墓中,考古人員發現了大量醫學簡書,它們被稱為” 天回醫簡”。經過近10年的研究整理,《天回醫簡》日前由文物出版社正式出版。
《天回醫簡》是國內迄今為止發現的內容最豐富、體系最完整、最具理論和臨床價值的古代醫學文獻。它並非單篇醫書,包含《脈書·上經》《脈書·下經》《逆順五色脈臧驗精神》《犮理》《刺數》《治六十病和齊湯法》《經脈》《療馬書》等8種醫書,涉及經脈、臟腑、腧穴、刺法、治療馬病等內容,更有沿用至今的多個古代方藥。在出土的900多支醫簡上,粗略統計文字20000多字,兼見篆隸、古隸及隸書。竹書用語中還不乏齊地方言。它還是一部出色的書法作品。
和醫簡一同出土的還有一件髹漆經脈人像,該人像的頭面、四肢、關節、小腹、腰背處刻有111個點和若干銘文,體表有縱貫全身的彩繪、刻劃經脈線共63條。
《天回醫簡》反映的中醫經典理論體系說明至少在漢代以前就已經有了較為完整的中醫臨床診治體系。天回醫簡及醫藥文物的發現,為研究早期中國醫學的歷史提供了新史料,也將為當代中國醫學研究和應用提供新思路和新方法。
目次
【上册】
天回醫簡的發現與整理(代前言)
整理説明
凡例
图版
紅外綫掃描影像
脈書・上經
脈書・下經
逆順五色脈臧驗精神
犮理
刺數
治六十病和齊湯法
療馬書
經脈
律令遺文
文書散簡
彩色影像
脈書・上經
脈書・下經
逆順五色脈臧驗精神
犮理
刺數
治六十病和齊湯法
療馬書
經脈
律令遺文
文書散簡
【下册】
釋文注釋
脈書・上經
脈書・下經
逆順五色脈臧驗精神
犮理
刺數
治六十病和齊湯法
療馬書
經脈
律令遺文
文書散簡
附 髹漆經脈人像
附録
附録一 竹簡反印文影像
附録二 竹簡清理與整理號對應圖表(M3:121)
附録三 竹簡清理與整理號對應圖表(M3:137)
附録四 刮削校改痕迹表
附録五 病名索引・藥名索引
附録六 參考文獻(附〈稱引書名簡稱表〉)
後記
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