書名 : 王十朋研究（南宋及南宋都城臨安研究系列叢書·専題研究）
編著者 : 張潤秀
出版社 : 上海古籍
定価 : 4,950 円
出版年 : 2021/11 月
王十朋（1112～1171）は南宋の政治家、学者。本書は、王十朋の詩文集『梅渓集』収録作品について、関連する史籍や地方志、家系図などを全面的に調査して考察する。当時の複雑な時代背景を考慮しながら作品の解説や注釈、校勘整理を行い、思想・政治・学術の三側面から南宋期を捉えることで、王十朋の生涯や功績、交友関係、政治的な実績、創作上の特徴などを明らかにし、「真の儒者」と称賛された高潔かつ磊落で気骨のある人柄を浮かび上がらせている。
本書は『南宋及南宋都城臨安研究系列叢書』シリーズの一冊。本シリーズは「南宋史専題研究系列」「南宋都城臨安研究系列」「南宋史研究博士文庫系列」「文献資料点校整理系列」の四系統から構成される。新たな視点から南宋史に対する研究が展開され、多くの学術上の空白地帯を補填することを期したもので、同時に研究理念の刷新と若い研究者の育成を目指している。
『梅溪集』の経典詩文を素材とし、史籍・方志・宗譜などを考察。テキストの解読解釈・対比検証や整理を通じて、思想・政治・学術の面から時代文化を解説し、王十朋の生涯履歴・交遊ネットワーク・政治業績・思想特質・文学観念・創作風格などを叙述。
本書採用社會史、思想史、文學史相結合的研究方法,以《梅溪集》經典詩文為基本素材,全面考察史籍、方誌、宗譜等史料,置其于所處時代的恢弘複雜背景之中,通過文本的解讀詮釋、比勘梳理,大體上從思想、政治、學術這三個層面解說時代文化,考述王十朋的生平仕履、交遊網路、政治業績、思想特質與文學觀念、創作風格等。
本書試圖從內容主旨、資源開發和歷史敘述、歷史解釋、歷史觀點、歷史結論諸項書寫的準確到位與井然有序等幾個方面做些努力,在承擔學術搬運工的同時,有所拓展,有所發現,有效貫通歷史與現實,如實地再現王十朋的愛國精神及其「真儒者」的高潔人生和磊落風骨,彰顯中國文化中值得弘揚傳承的優秀傳統。
目次
导言
一、王十朋的生平和著作
二、王十朋研究成果综述
三、文本内容与书写构架
第一章 时世家风 乡贤角色——在社会大变局时期家族诗礼孕育的一代乡贤范式
第一节 社会变局时代
第二节 家世家风传承
第三节 一代乡贤雅士
第二章 求学科考 殿试夺魁——探求并践履经学、教育、科举报国精义的畎亩遗士
第一节 辗转求学 自铸颜渊
第二节 太学科场 精义励人
第三节 殿试对策 大魁天下
第四节 致身许国 倾心民事
第三章 刚直立朝 激进言事——“五贤臣”“真御史”振衰拨乱整朝纲的忠勇直声
第一节 整朝纲轮对言事
第二节 五贤臣相继开陈
第三节 竭孤忠直言敢谏
第四节 真御史献策北伐
第四章 知饶帅夔 中和为治——在“无隐无喧”中完成民本纯臣高标范式的形塑
第一节 爱民抚字施仁政
第二节 风教为先敦民俗
第三节 臣僚相得结高谊
第四节 无喧无隐中和美
第五章 民本乐章 惠泽浙闽——南宋社会发展转型期的吏治高标及其施政理念
第一节 湖州困境绘宏图
第二节 雨泽泉南天地心
第三节 吏治高标垂后世
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