書名 : 烏程漢簡
編著者 : 曹錦炎,石連坤等主編/中国美術学院漢字文化研究所編
出版社 : 上海書画
定価 : 29,700 円
出版年 : 2022/09 月
烏程漢簡(精)/中國美術學院漢字文化研究所叢書
『烏程漢簡』は、2009年3月に浙江省湖州市の旧市街工事現場において発見された約350枚の木簡および木牘。出土地点は湖州の子城範囲内で、歴史的に一貫して官府の置かれていた場所であることから、これらの木簡は漢代の地方行政府に関連する文書類であると考えられるが、ほかに数学書「九九乘法表」や漢字学習書「蒼頡篇」なども含まれている。年代は西漢初期から東漢晩期まで400年以上にわたり、書体の風格は隷書と草書がほとんどで、わずかに漢初の秦隷も含まれている。書道史の観点からも貴重な資料である。
本書は烏程漢簡350余枚について、カラー写真と赤外線写真の図版二種類と釈文を収録する。収録内容により、紀年簡・公務簡・信牘・抄書簡・醫藥簡・習字簡・其他簡および附録部(遣冊・道教符録・圖畫・文房用具)に分け、それぞれ年代順に配列する。
2009年3月下旬,浙江省湖州市于旧城改造时,在市区人民路一处基建工地的施工过程中,出土一批有字木简,以木牍为主,后被拾荒中从基建废土之中发现后陆续捡出,经有识之士多方抢救征集赖以保存,近350枚。后经实地踏勘调查,出土地点原属湖州的子城范围,历史上一直是府署所在地,故这批木简与汉代的官方日常事务有关。
本书收录乌程汉简350枚,年代跨度西汉初期至东汉晚期400余年,书体风格呈现多样的面貌,以隶、草为主,少量还带有汉初秦隶意味。全书分为图版、释文二个部分,其中图版分彩色照片、红外线照片两组。图版和释文编排,以内容为序,大致上按纪年简、公务简、信牍、抄书简、习字简、医药简、遣册、道教符牍、图画、文房用具分类。
江南地区出土成批简牍,乌程汉简尚属首次发现,对两汉时期湖州的地方历史和地域文化,以及书法艺术,具有有着重要的研究价值。
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