書名 : 陝西出土蒙元時期墓誌
編著者 : 樊波主編
出版社 : 陝西人民美術
定価 : 38,500 円
出版年 : 2021/10 月
本書は、陝西省より出土した蒙元時期の墓誌類を収録する。モンゴル帝国定宗三年(1248)から元惠宗至正二十年(1360)にかけての墓誌や買地券、塔銘など89方を時代順に配しており(時期不明の2方を含む)、その多くは本書が初公開となるものである。墓誌ごとに基本情報(卒葬時間・行款書体・撰書人名・志文首題・志蓋主題・形制紋飾・出土時地・存佚状況・主要著録等)、校点を施した録文(横組繁体字)、拓本図版を掲載する。墓葬の主で『元史』に名を残している人物はごく一部で、多くは陝西で生活・活動していた漢民族の世侯、中下級の地方官吏、平民、僧侶・道士などであり、誌文の内容からは当時の陝西の有力者とその家族の日常生活の様子をうかがうことができる。13~14世紀陝西の歴史、とりわけ冠婚葬祭や住居といった生活史を研究するうえで貴重な資料を提供する。
本书对陕西境内出土的蒙元时期墓志进行了全面系统的整理研究,收集并展示了这一时期的墓志八十八方(多为首次披露),是迄今为止对陕西出土蒙元时期墓志进行的最全面的一次整理和出版。墓志内容涉及蒙元时期陕西重要家族和一些重大历史事件,其中,墓志最早刊刻时间为蒙古定宗三年(1248),最晚至元惠宗至正二十年(1360),历史跨度从蒙古族建立元朝的前夕,到元朝逐渐衰亡的末期,故有较高的学术研究价值。尤其是考古部门科学发掘出土的墓志,其墓主姓名及身份明确,解读这些墓志内容为研究这一时期墓葬资料提供了重要的参考。体例借鉴近年碑刻图书出版惯例,每方墓志独立成篇,依次著录卒葬时间、行款书体、撰书人名、志文首题、志盖标题、形制纹饰、出土时地、存佚状况、主要著录等内容,之后插入图版,标点录文,在收录拓本同时增加墓志的高清照片。墓志的内容以记载、赞颂志主生平事迹为主,记录了当时以志主及其家族为中心的生活日常、婚姻葬俗、居住地区属等信息,多角度展现了蒙元时期陕西地区的社会状况,丰富了陕西地方史和蒙元史研究的资料,相信对蒙元历史和考古研究也会起到一定的推动作用。
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