書名 : 貞銘金石:墓誌中的金代社会
編著者 : 苗霖霖
出版社 : 中華書局
定価 : 4,400 円
出版年 : 2021/08 月
金朝は古代北方民族である女真族が打ち立てた短い政権で、金朝の残した石刻は各地に散在している。著者は長年金朝墓誌129方・墓表・神道碑等関連碑刻300方近くを踏査し、収集・整理した。本書は出土墓誌を研究対象とし、その他石刻および関連史書の記載を補充して墓誌銘文の記載する墓主家世・官職・婚姻・金朝社会の問題等関連内容について研究。扱った墓誌の設立経緯・家庭人口状況・婚姻・平均寿命等史書にはない記載情報におよび、著者は出土碑刻の記載をもとに関連文献を参考にして全面的に分析し、『金史』不足を補った。また、社会中下層の人々について伝承文献の扱いは少ないが、これらの碑刻には社会中下層の人々のの記載が見える。本書は民間の互助・社会の精神風土および、家族が社会変遷における力であったことを示している。(全7章、図19、表12)
本书为国家社科基金青年项目“金朝墓志整理与研究”(15CZS029)研究成果。金朝是古代北方民族女真族创建的一个存续时间较短的政权,其留存的石刻散落各处。作者经过多年的寻访,收集与整理了金朝墓志129方,墓表、神道碑等相关碑刻近300方。书稿以出土墓志为研究对象,辅之以其他石刻以及相关史书的记载,对墓志铭文中记载的墓主家世、官职、婚姻以及金朝社会问题等相关内容进行研究。其中涉及的墓志设立程序、家庭人口情况、婚龄与平均寿命等史书中没有记载的内容,作者根据出土碑刻的记载,参照相关文献,都进行了全面考察,补充了《金史》中相关记载的不足。此外,关于社会中下层人群,传世文献给予的关注较少,这些碑刻则补充了这一内容,书稿论及的民间互助、社会精神追求等内容,更直接展示了在家族在社会变迁中的凝聚力。
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