書名 : 従胡地到戎墟:安史之乱与河北胡化問題研究(新史学&多元対話系列)
編著者 : 王炳文
出版社 : 北京師範大学
定価 : 3,850 円
出版年 : 2020/12 月
唐代中期に起きた「安史の乱」を、政治史と民族史という二つの観点から考察する。とくに河北地域(幽州、営州)における「胡化」問題に着目し、その南方に位置する恒州、魏州との比較を通じ、乱の前後における時期的特徴と地域的特徴とを分析する。また、乱の中心人物である安禄山(ソグド系)、唐朝救援に流入した回紇人、乱の平定に尽力し後に唐朝と対立した突厥系武将の僕固懐恩など、同時期の各種民族勢力の伸張と対立関係を明らかにし、乱の背景にあった複雑な民族関係を示す。
|
|