書名 : 新定杜工部草堂詩箋[構斗-木]証（中国古典文学叢書）(全5冊)
編著者 : 〔唐〕杜甫著、〔宋〕魯[山/言]編次、曽祥波新定[構斗-木]証
出版社 : 上海古籍出版社
定価 : 13,200 円
出版年 : 2021/12 月
新定杜工部草堂詩箋斠證 １－５ ／中國古典文學叢書
本書は宋人による杜詩編年集注本「杜工部草堂詩箋」を整理校勘する。
杜集の注釈は歴史的に二度の高潮期があった。第一次は宋代で、「千家注」と言われるほど多くの注釈が行われた。第二次は清代で、その特徴は「集大成」である。現在、杜集校注の最新の成果は『杜甫全集校注』（人民文学出版社、2014年）および『杜甫集校注』（上海古籍出版社、2016年）の二種であり、いずれも清代の「集大成」を基礎としている。それと比べて宋代の「千家注」に対する研究は少なく、宋人注杜集の整理本はわずかに『杜詩趙次公先後解輯校』（上海古籍出版社、2012年修訂本）のみである。「杜工部草堂詩箋」は、現存する杜詩編年集注本としては王状元集「百家注編年杜陵詩史」と並んで最も古い。「趙次公先後解」は、編年本としてはさらに古いものだが一家注であって集注本ではない。「杜工部草堂詩箋」整理本の刊行は、宋人注杜集の研究において大きな意義のあるものである。今回の整理では、国家図書館、北京大学図書館、成都杜甫草堂の残宋本三種を合わせ、元本や古逸叢書本などによって《杜工部草堂詩箋》を改めて整理校勘する。
《杜工部草堂詩箋》是宋人魯[？]編次、蔡夢弼会箋的杜詩宋人編年集注本。本書是対《杜工部草堂詩箋》的重新整理。今以国家図書館、北京大学図書館及成都杜甫草堂三个残宋本[pin1]合,[pin1]成50巻全本。以元本、古逸叢書本等校勘。作者亦参考其他杜詩集注本,将可尋繹的注家名注出。内容包括：開元間留東都所作、遊龍門奉先寺、贈李白、斉趙梁宋之間所作、望岳、登[yan3]州城楼、対雨書懐走邀許十一簿公、与李十二白同尋範十隠居等。竪排繁体字。
|
|
