書名 : 朕知道了(全6冊)
編著者 : 張万傑
出版社 : 海天
定価 : 89,100 円
出版年 : 2021/09 月
「朕知道了」は、上奏された「奏摺」を皇帝が読んで「承知した」という朱筆のサインである。「奏摺」とは、清朝の官員が地方政務の報告やご機嫌うかがいのために皇帝に奏上する文書で、康熙年間に非正規に行われていたものが、乾隆以降に正式な制度として定着した。君臣間の重要な意思疎通を媒介する制度であり、その内容は地方政務、軍事戦争、民情風俗、農業や経済、治安や教育、および皇室の内政、人事の任免など広範にわたる。同じく地方官員から上奏される「題本」は手続きがはるかに煩雑で、複数の部署を経由する正式なルートで届くのに対し、奏摺は皇帝の手元に直接届くところに特徴がある。
本書『朕知道了』は、故宮出版社と海天出版社の共同制作で、中国内外に散在する清朝の朱批奏摺档案を精選して全6冊に影印収録し、解説を附す。档案の一部は原寸大で掲載する。
目录:
《朕知道了·奏折 御题 揭帖》
《朕知道了·朱批 印批 墨批》
《朕知道了·府衙 奏稿 刻略》
《朕知道了·试卷 馆阁 札帖》
《朕知道了·墨迹 典籍 牍荟》
《朕知道了·照会 契约 函禀》
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