書名 : 子弟書集成(全24冊):中国古典文学総集
編著者 : 陳錦釗輯録
出版社 : 中華書局
定価 : 77,000 円
出版年 : 2020/06 月
子弟書は中国清代中葉に興起した説唱芸術形式。最初に多くが雅擅文辞の满族八旗子弟によって創作・演奏され、特有の曲辞及び演出風格を形成したため、「子弟書」と呼ばれる。内容は多くが人口に膾炙する戯曲・伝奇・小説や正史故事・神話伝説・民間故事などから改編。本書は、国内外に散らばる各種子弟書600余種(「子弟書」534種、「石派書」短篇:29種、中篇:14種、長篇:『龍図公案』百余本・『忠烈侠義伝』12冊、「快書」97種、補遺5種)を収録。善本を選んで底本とし、題解を加えて校勘を行う。子弟書書目筆画索引。(繁体字縦組)
満州八旗の子弟たちが鼓詞をもとに始めた“子弟書”は、説唱文学の一種で、大衆に親しまれた通俗小説、伝統劇、市井の語り草などを題材とし、乾隆~光緒期の一世紀余りに渡って流行した。“子弟快書”(略称“快書”或いは“連珠快書”)、“石派子弟書”(略称“石派書”或いは“石韻書”)など、さまざまな分派も生み出されたが、いずれも清末になると急速に廃れ、それまでの作品も多くが失われた。本書は、台湾の研究者・陳錦釗が40年以上の歳月を費やして国内外から収集した600余種の子弟書を収録する。その内訳は「子弟書」534種、「快書」97種、「石派書」の短篇29種、中篇14種、長篇《龍図公案》《忠烈侠義伝》など。各種子弟書の善本に整理を施し、解題を加える。巻首に「現存子弟書目録」「旧有論述」「曲譜」、巻末に「補遺五種」「子弟書書目筆画索引」を掲載する。
本书为台湾学者陈金钊先生尽一生精力所作的子弟书合集。子弟书,是清代满族一种说唱形式,内容包括历史故事、神话传说、民间故事等。本集较为全面、系统地收录了现存子弟书作品,精选善本作为底本,并为每篇作品撰写简要的“题解”和“校记”,更正了前辈著录中的疏漏和错误。
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