書名 : 隋書経籍志校注（全2冊）
編著者 : 曽貽芬校注
出版社 : 商務印書館
定価 : 11,000 円
出版年 : 2021/04 月
《〈隋書·經籍志〉校注》
「隋書經籍志」は、「漢書芸文志」以降の魏晋南北朝時代の学者たちによって試行錯誤されてきた図書分類法を整理して、初めて「四部分類」によって編まれた図書目録であり、「漢書芸文志」と並んで中国歴代の図書目録の規範とされている。本書は、清・姚振宗「隋書經籍志考証」をはじめとする前人の成果を基礎として、「隋書經籍志」に対して新たに全面的な校注を行う。まず、流伝過程に生じた訛誤は、確かな証拠のあるものは改め、それ以外は異同を記す。文献作者については生卒年、籍貫、経歴と専門分野、著述等を記す。典籍については内容、評価、歴代目録の著録の有無を記し、流伝過程を整理し後人による研究状況を叙述、現存する再早の善本や通行本などについても言及する。また、亡佚した典籍の辑佚本や出土文字資料に典籍のテキストがあれば記載する。
《隋書·經籍志》是現存的繼《漢書·藝文志》之後最重要的古代目録。本書是《隋書·經籍志》完整校注本。校注者曾貽芬積數十年之功,成此佳作。校注者首先勘出本志在流傳過程中出現的訛誤,除有確鑿證據者予以改正,一般不改,只説明異同。其次,介紹作者,包括生卒年、籍貫、主要經歷、學術專長,以及著述。對於所注典籍,介紹其內容,他人的評介,根據歷代目録及有關記載,追溯其流傳脈絡。流傳至今者,厘清其流傳中的軌跡,辨其真偽,介紹後人的研究情況,以及今存最早善本、通行本等。已亡佚之典籍,若有輯佚,指明其所在。凡有出土文本的典籍,亦記述其相關成果。本校注所涉注釋內容,皆注明資料出處,既表明言之有據,也可爲有意進一步研究者提供些許線索。
|
|
