書名 : 呂留良文集·全2冊(理学叢書)
編著者 : 〔清〕呂留良撰、兪国林点校
出版社 : 中華書局
定価 : 4,950 円
出版年 : 2021/06 月
呂留良は明末清初の儒学者。黄宗羲をはじめ明の遺老との交際を通じ、清朝に対する不満と抵抗の思想を養った。その著述は広く読まれ、死後には聖人のように扱われたが、雍正帝の治世にその思想に影響を受けた曾静によって起こった文字獄によって、呂留良の墓は暴かれ、子孫一族は満洲へ流刑となった。本書は「呂留良文集」二十巻を整理点校する。巻末に、生平資料、序跋資料、友朋書信、年譜簡編を附す。
呂留良(1629-1683)は明清交代期の朱子学説の鼓吹者。理学思想と学術観点は文集と時文評点に残され、時文評語は弟子によって『四書講義』として出版されたが、文集は刻本で大多数が完備していなかった。今回、雍正三年呂為景輯刻『呂晚村先生文集』8巻『続集』4巻を底本として整理。『呂晚村文集』(御儿呂氏鈔本)、『呂晚村先生古文』(康熙五十九年孫学顔刻本)、『妙山精舍集』(張謙宜鈔本)などを補遺として検討。生涯資料・序跋資料・友人書簡・年譜簡編を附す。(繁体字縦組)
《呂留良文集》二十卷,其中《吕晚村先生文集》八卷,《续集》四卷,《补遗》八卷,清吕留良撰,俞国林点校。明清之际,多有反思王阳明心学而推尊朱子之学者,吕留良即为当时朱子学说的鼓吹者。吕留良认为只有朱子之学才是孔孟正学,不合朱子者都是异学,都需要辟之,除了王学,还有佛学,以及陈亮等事功之学。吕氏的理学思想与学术观点,大都保存在其文集(书信、序跋等)与时文评点中。其时文评语,后经其弟子汇辑成《四书讲义》出版;而文集后虽有刻本,但大都不全。作为易代之际的理学家,吕氏多关注出处、辞受、君臣、朋友之道,重节义、反功利,此即朱子理学之精髓。戴名世云:“吾读吕氏之书,而叹其维挽风气,力砥狂澜,其功有不可没也。……而二十馀年以来,家诵程朱之书,人知伪体之辨,实自吕氏倡之。”可见吕氏著作之风行海内,且起到了推尊朱学,维挽士风的作用。所以说,吕留良的著作,对清初朱子学的提升起到了至关重要的作用。由于乾隆一朝,曾将吕留良的著作全面禁毁,以致流传极稀。所以对吕留良著作的整理,就显得极为重要。不仅有助于推动吕留良研究的全面深入展开,对清初理学的研究、中国学术思想史的研究都极有裨益。此次《吕留良文集》的整理,以雍正三年吕为景辑刻《吕晚村先生文集》八卷《续集》四卷为底本,以《吕晚村文集》(御儿吕氏钞本)、《吕晚村先生古文》(康熙五十九年孙学颜刻本)、《妙山精舍集》(张谦宜钞本)等书并其馀散篇文字,汇编成补遗八卷,并略做考辨。末附生平资料、序跋资料、友朋书信、年谱简编,以供读者参考。
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