書名 : 肇論校釈:中国仏教典籍選刊
編著者 : 〔東晋〕僧肇著、張春波校釈
出版社 : 中華書局
定価 : 3,630 円
出版年 : 2017/06 月
肇論校釋 /中國佛教典籍選刊
宋・浄源《肇論中呉集解》を底本とし、《大正蔵》本《肇論》、唐・元康《肇論疏》、元・文才《肇論新疏》、明・徳清《肇論略注》で参校。各論始めに「説明」を掲載、論文の中心意旨を概括し、主要問題を指摘。最後の「本段主旨」では、上文を総括し、評価を加える。(繁体字縦組)
東晋の高僧、僧肇が簡潔な文章で般若経の哲理を説いた名著で、その後様々な注釈本が出たが、仏教用語が多く非常に難解な書としても知られる。今回、中国社会科学院に所属する張春波が、宋・浄源『肇論中呉集解』を底本として大正蔵、『肇論疏』(唐・元康)、『肇論新疏』(元・文才)、『肇論略注』(明・徳清)を参照しながら原文に対して校勘を行い、難解な字や言葉、文、含まれる哲理に対してきわめて詳細な解釈を加える。平易な文章と、各段末に「本段主旨」を付すなど理解しやすい工夫がなされている。(繁体字縦組み)
《肇论》是中国佛教思想史上的重要典籍之一,它上承龙树、罗什的般若中观学,下启中国佛教的三论宗,是汉梵语言和思想交互诠释的典范,在佛教中国化的思想进程中有着重要的地位和作用,为历代缁素所推崇——注疏层出不穷,治中国佛学、中国哲学者也无不以为 必读书目。
目录 · · · · · ·
引子
绪论
凡例
宗本义
物不迁论第一
不真空论第一
般若无知论第三
刘君致书窍问
论主复书释答
涅槃无名论第四
附录
肇论集解令模钞
说明
卷上
卷下
梦庵和尚节释肇论
说明
注肇论疏
序
卷上
卷下
由于僧肇文笔简洁,对般若学的阐发又多取老庄之语命意遣词,加之书中大量的佛教术语,使得《肇论》十分难读。中国社科院哲学研究所研究员张春波先生整理的《肇论校释》以宋代高僧净源所著《肇论中吴集解》为底本,以《大正藏》、唐代元康著《肇论疏》、元代文才著《肇论新疏》、明代德清著《肇论略注》为参校本,对原文作了校勘,对文中难懂的字、词、句以及其中的义理作了详尽的解释,文字浅近易懂,并在每段后附有“本段主旨”,以帮助读者整体把握僧肇思想。
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