書名 : 持続する志―岩永省三先生退職記念論文集(上下)
編著者 : 岩永省三先生退職記念事業会編
出版社 : 中国書店
定価 : 12,000 円
出版年 : 2021/03 月
論考45本。
[上巻]
埋葬姿勢からみた特異な埋葬事例について:千葉県市原市草刈遺跡B 区出土人骨を対象に(石川健)
土器片は何を語るか―土器社会論に対する試論―(板倉有大)
つまみ形石器の再評価と意義(梶佐古幸謙)
縄文階層化社会論の展望(福永将大)
初期箱式石棺の二型式―薄壁式と厚壁式―(端野晋平)
瀬戸内地域における水稲農耕開始期の再検討(梶原慎司)
歯冠サイズからみた渡来系弥生人の成り立ち(岡崎健治)
須玖式土器論序説(齋藤瑞穂)
弥生時代の高坏―北部九州地域を中心とした系譜に関する検討―(川上洋一)
北部九州における弥生時代の弓矢(城門義廣)
伝小郡出土東周式銅戈について(宮本一夫)
いわゆる青銅製鉇から見た弥生時代における初期の青銅器生産について―堅田遺跡出土資料を中心として―(田尻義了)
新資料からみた韓半島と北部九州における青銅器文化の併行関係―銅矛を中心に―(藤元正太)
刃の付け方は機能に影響するか―左右交互刃石庖丁による収穫実験から―(森貴教)
福岡県福岡市弥永原遺跡第6次調査地点墓域の研究
―北部九州弥生時代Ⅳ~Ⅴ期墓地の一例の社会考古学的検討―(溝口孝司)
近畿弥生後期社会における複雑化のプロセスとその到達点(藤井整)
弥生時代後期から古墳時代前期にかけての玉類の伝世―翡翠製勾玉とガラス製勾玉の検討から―(谷澤亜里)
埼玉県内における古墳時代前期の銅鏡について―重圏文鏡と珠文鏡を中心に―(中井歩)
古墳時代横穴墓に見られる改葬行為に関する試論(舟橋京子)
古墳出土円形金具について―奈良県御所市櫛羅岸野古墳出土例の評価―(絹畠歩)
後期古墳の土器破砕儀礼―須恵器大甕の破砕を中心として―(岡田裕之)
横穴墓からみた山陰出雲地域における集団関係(岩橋由季)
九州における古墳時代人骨の四肢骨形態の研究(高椋浩史)
[下巻]
平城宮東院6期遺構群の復元と構造(小田裕樹)
古代における扉軸摺金具―北東アジア地域の出土例をもとに―(小澤佳憲)
御原評衙・郡衙と古代官道(西江幸子)
島津荘の成立から拡大期における遺跡の様相―都城盆地を中心として―(桒畑光博)
近代瓦生産の基礎的研究―高松地域を事例として―(渡邊誠)
戦争遺跡と大学教育(石田智子)
盤口形口縁をもつ高麗陶器の器種と編年試案(主税英徳)
太行山東麓における土器動態からみた“商文化圏北進” に関する再考(齋藤希)
製作技術からみた九連墩墓地出土青銅鼎
―「同模品」と製作痕跡の分析による戦国時代青銅器生産体制・供給形態の検討―(丹羽崇史)
唐五代・北宋・契丹(遼)時代の塼室墓に描かれた盛酒器の変遷とその意味について
―所謂梅瓶,牛・鶏腿壺を中心に―(徳留大輔)
新石器時代における極東と東シベリアの関係性について(覚書)(福田正宏)
モンゴリアにおける青銅刀子の形態変遷―モンゴル国における青銅器調査に基づく分析―(松本圭太・Amgalantugs Tsend・Ishtseren Lochin)
縄紋陶と先史撚線技術(李作婷)
ベトナム中部における平瓦一枚作り(主税和賀子)
ブリテン諸島の鉄器時代後期における鏡の流通と地域間交流(辻田淳一郎)
初期中世装飾石彫の施文技術とその展開―ヨークシャー東部の事例から―(岩永玲)
木製杵臼の残存デンプン粒分析―民族資料と考古資料―(上條信彦)
京都府立鴨沂高等学校所蔵の瓦―学校所在考古資料の基礎的研究―(村野正景)
日本列島における採集林の成立環境―滋賀県高島市朽木におけるトチノキ巨木林の事例―(藤岡悠一郎)
MSMs の時代間比較から明らかにする社会的不均質性の進展(米元史織)
森の知識の獲得プロセス─エスノサイエンスと文化進化─(佐藤廉也)
人文地理学から見た計量分析と考古学の分析科学性
―「考古学方法論研究会」と神庭荒神谷遺跡出土銅剣をめぐって―(堤研二)
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