書名 : 人間性とは何か―中國思想のダイナミズム
編著者 : 橋本敬司
出版社 : 汲古書院
定価 : 18,000 円
出版年 : 2020/05 月
まえがき(吉田眞樹)
第一章 孔子論
第一節 孔子の人間観と聖化──王陽明の人間理解に向けて──
第二節 「思う」ことと「学ぶ」こと──孔子の知のダイナミズム──
第二章 孟子論
第一節 孟子の心と気──儒家における身体論序説
第二節 孟子性善説の可能性と限界
第三節 孟子の道徳的人間の創造──他者と共に義に生きる──
第四節 孟子の「思い」の哲学
第三章 荀子論
第一節 荀子の「欲」について
第二節 『荀子』の性説──行為論としての性悪偽善──
第三節 荀子の「身体」──性悪説と化性説の戦略──
第四節 『荀子』の天人論──新たなる天人合一を求めて──
第五節 荀子の戦略としての礼治システム
第四章 老子論
第一節 戦略としての言説『老子』
第二節 『老子』の道と身体──言分けから身分けへ──
第五章 荘子論
第一節 荘子の遊ぶ身体──グロテスクなカラダの意味──
第二節 荘子の遊びのトポス──身体、大樹──
第三節 荘子の胡蝶の夢──物化の構造と意味──
第四節 『荘子』研究への前哨
第六章 陸象山論
第一節 陸象山の「悟り」の構造
第二節 陸象山の「心」の立場
第七章 王陽明論
第一節 王陽明の生涯──朱子からの自立──
第二節 王陽明の事的世界観──「格物」解釈を巡って──
第三節 中国思想における身体──王陽明の身体知──
あとがき(工藤卓司) 初出一覧/参考文獻/書名索引/人名索引
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