書名 : アジア図像探検
編著者 : 杉原たく哉著/武田雅哉監修/杉原篤子編
出版社 : 集広舎
定価 : 2,200 円
出版年 : 2020/05 月
安土城「モン・サン=ミシェル祖型」説やアジアにおける日本語の「ひらがなの[の]のブランド威力」など、古今東西の様々な図像について分かりやすく綴ったショート・エッセイ147篇。知の喜びを根底に宿す、杉原たく哉「図像学」。
目 次
アジア図像探検
ショートエッセイ(全147篇)
論文選
七聖剣の図様とその思想
漢代画像石に見られる胡人の諸相
神農図の成立と展開
狩野山雪筆歴聖大儒像について
蠣崎波響筆「夷酋列像」の図像学的考察
杉原たく哉年譜
不埒な遊び心を満たせる場所へ──解説にかえて
あとがき
「解説にかえて」より ───────────────
(前略)そして、二〇一六年四月号掲載の第一四七回「自然観の東西1」は、(続)とされ、このテーマがあと数回つづくであろうことを告げている。だが、『月刊書道界』は、その後、五月号と六月号では、同連載を「休載」と通知した。そして、七月号においては「作者逝去により連載を終了します。杉原先生有難うございました。謹んでご冥福をお祈りいたします編集子」とのコメントを載せている。五月末日の、氏の逝去によるものである。このような経緯で、「アジア図像探検」は、まさしく氏の絶筆となった。
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