書名 : 李白と杜甫の事典
編著者 : 向嶋成美編著
出版社 : 大修館書店
定価 : 12,000 円
出版年 : 2019/11 月
読み比べることで、新しい魅力が見えてくる
唐を代表する二大詩人、李白と杜甫の総合事典。250篇を超える詩文の解説を主に、李杜の生涯や旅について紹介する。二人の生きた唐代の歴史や地理、政治や文化についても一章を設け、作品理解のための幅広い情報を提供する。唐詩の形式・助字用例解説・年譜・地図など、国内外の最新の研究をふまえた資料も充実した一冊。
【本書の5大特色】
1 豊富な情報量
李白117篇、杜甫154篇を収録。日中の最新の研究成果を反映した語釈・解説が現代語訳に活かされ、李杜詩の世界を豊かに伝えます。
2 比較の視点が充実
「生涯」「旅」「詩の世界」…。同じ視点で比べて読むからこそおもしろい、新たな李杜の魅力が満載!
3 テーマ別の作品配列
「自然」「家族」「戦乱」などの共通テーマ、「送別」(李白)「天文と歳時」(杜甫)など得意分野を味わえる配列。課題学習のテーマ選びにも。
4 背景知識がわかる
李杜の生きた時代がわかる! 唐代の歴史・政治・地理・文化など、社会背景についても徹底解説。
5 唐詩の作法がわかる
唐代に確立した近体詩のきまり、古漢語文法の基礎についても丁寧に解説。李杜作品だけで用例を網羅した、画期的な助字解説付き!
目 次
まえがき
執筆者紹介
凡例
Ⅰ 李白と杜甫
Ⅱ 李白
李白の生涯
李白の旅
李白 詩の世界[付 文章]
Ⅲ 杜甫
杜甫の生涯
杜甫の旅
杜甫 詩の世界[付 文章]
Ⅳ 李白と杜甫を知るために
李白と杜甫の時代
一 唐代の歴史
二 唐代の政治と官制
三 唐代の行政地理
四 唐代の文化
文学史の中の李白と杜甫――李杜の評価をめぐって
唐詩の形式(含「楽府」)
李白と杜甫を読むために
一 古漢語文法の基礎と助字の役割
二 李杜詩の語法と助字
三 李杜詩の助字 用例解説
付録
李白・杜甫 年譜
李白・杜甫 諸本解題
李白・杜甫 参考文献
李白・杜甫 全作品一覧
あとがき
詩題索引
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