書名 : 学際化する中国学―第十回日中学者中国古代史論壇論文集
編著者 : 中国社会科学院歴史研究所・東方学会
出版社 : 汲古書院
定価 : 12,000 円
出版年 : 2019/06 月
全体会
一 主旨説明――第十回日中学者中国古代史論壇の開催にあたって〔池田知久〕
二 開会式挨拶――今日の小さな成功は未来を育む〔卜憲群〕
三 林甘泉先生の史学研究の理論と方法〔卜憲群 (仙石知子 訳)〕
四「古典中国」における史学と儒教〔渡邉義浩〕
五 中国歴史・文化の研究における民間文献の用い方〔陳支平・趙慶華 (仙石知子 訳)〕
六 郭沫若の思想史研究における成就と貢献――先秦諸子及び諸家学派を中心に―― 〔王啓発(長谷川隆一 訳)〕
第一部会
一 中国思想史研究の方法論に関する所見〔李振宏(袴田郁一 訳)〕
二 イエズス会士による東洋情報取得と「四書」翻訳の実情〔井川義次〕
三 世界文明史から見る啓蒙――啓蒙に対する一種の広義解釈――〔周群(伊藤涼 訳)〕
四 「黄河安流説」の再検討――リモートセンシングデータを利用した黄河古河道復元――〔長谷川順二〕
五 商代の地理研究の進路と方法〔張興照(関俊史 訳)〕
六 経学と文学――詩経研究を例として――〔牧角悦子〕
七 強制解釈から公共解釈へ――中国学界における歴史理論と思考の動向――〔李紅岩(新津健一郎 訳)〕
八 孔子の「巫史図像」観の探求〔劉中玉(滝口雅依子 訳)〕
九 『孟子』「誅一夫」の解釈と儒家政治理倫理観念の展開〔肖永明・李江(山下紀伊子 訳)〕
十 『霊柩』經脉第十に見える是動病・所生病〔清野充典)
十一 民国前史――世界史の中国歴史叙述への進入――〔張生(上條駿 訳)〕
第二部会
一 『紀效新書』と朝鮮王朝の軍制改革〔孫衛国(三津間弘彦 訳)〕
二 日本の古典籍および学術文化史から考える中国学の方法論〔河野貴美子〕
三 遼代の仏教における「末法説」の源流〔劉屹(林佳恵 訳)〕
四 中国古代の「差序疆域」およびその前近代の特徴〔趙現海(邉見統 訳)〕
五 中国思想史研究の多様な視角〔桓占偉(及川伶央 訳)〕
六 士大夫たちの思念を求めて〔小島 毅〕
七 例の援く可き有り、法の守る可き無し――元代の判例とその法律編纂――〔劉曉(髙橋康浩 訳)〕
総合討論・英文要旨
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