書名 : 牡丹社事件.マブイの行方―日本と台湾、それぞれの和解
編著者 : 平野久美子
出版社 : 集広舎
定価 : 1,852 円
出版年 : 2019/05 月
日台の近代史は、この事件から始まった!
犠牲者のマブイ(魂)を想い、百数十年の時空を超えて
向きあった遺族たち。加害と被害の歴史をめぐって
繰り広げられた知られざる和解劇を描く渾身のノンフィクション
「本書は、一八七一(明治四)年に起きた琉球民遭難殺害事件と、一八七四(明治七)年の台湾出兵のふたつの事件を、末裔たちとともに現代の視点から眺め、その取材記録をまとめたものである。一般的に、これらふたつの事件をひとつにして呼ぶ「牡丹社事件」は、琉球(沖縄)、日本、清国(中国)、台湾の近代史にとって、とても重要な意味を持っている。なぜなら、明治政府が琉球を併合したきっかけにもなったし、その後アジアへと新出した近代日本の、初めての海外出兵と位置づけられるからだ」
(本書「あとがき」より)
目 次
序 章 耳を疑ったニュース
第一章 和解への旅
第二章 事件の顛末
第三章 末裔の葛藤
第四章 パイワン族の口伝
第五章 忘却の拠点地
第六章 未来への伝言
終 章 マブイの行方
あとがき
【参考資料一覧】
【関連年表】
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