書名 : 夏目漱石の見た中国―『満韓ところどころ』を読む
編著者 : 西槇偉・坂元昌樹編著
出版社 : 集広舎
定価 : 2,500 円
出版年 : 2019/03 月
満韓旅行から110年──。漱石の民族差別意識(レイシズム)の有無をめぐって議論百出の紀行文『満韓ところどころ』を、10人の気鋭の漱石研究者がその足跡をたどりながら今日(こんにち)的読み直しの意義を問う。
【目次】
まえがき
第一章 大連の日の下で
第二章 旅順体験における漱石の戦勝意識考
第三章 黍遠し河原の風呂へ渡る人
第四章 怪物の幻影
第五章 「奉天」へのまなざし
第六章 老人を轢いた馬車の乗客は誰か
第七章 体液の変質としての文体孤独な言語としての文体
コラム① 満洲に渡った安井
コラム② 漱石詩にみる水平線の系譜
コラム③ 漱石先生への祈り
コラム④ 上海パブリック・ガーデン
コラム⑤ 仏訳「満韓ところどころ」
あとがき
関連年表
【著者一覧】
西槇偉
平野順也
坂元昌樹
劉静華
屋敷信晴
金貞淑
申福貞
原武哲
李哲権
濱田明
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