書名 : 谷川道雄中国史論集(上下全二巻)
編著者 : 谷川道雄
出版社 : 汲古書院
定価 : 24,200 円
出版年 : 2017/12 月
既刊書未収録論文ほかを採録し、谷川中国史学の全体像を明らかにする!
上 巻
口 絵
凡 例
序に代えて-『谷川道雄中国史論集』上・下所収の四十篇を読む- 森 正夫
Ⅰ
北魏研究の方法と課題
六朝社会史をめぐる最近の研究動向――分期問題と共同体論――
中国士大夫階級と地域社会
「中国中世」再考
二つの豪族共同体論――堀敏一「魏晋南北朝時代の『村』をめぐって」を読む――
「共同体」論と六朝郷里社会――中村圭爾氏の疑念に答える――
中国社会の共同性について
中国前近代社会の基本構造試論
中国史における世界性と固有性――六朝時代を実例として――
中国国家論序説――階級と共同体――
Ⅱ
北朝郷兵再論――波多野教授の軍閥研究に寄せて――
六朝貴族における学問の意味
六朝・隋唐社会の史的性格より見た「東アジア世界」問題
東アジア世界形成期の史的構造――冊封体制を中心として――
六朝時代における都市と農村の対立関係について――山東貴族の居住地問題からの接近――
自営農民と国家との共同体的関係――北魏の農業政策を素材として――
後漢末・魏晋時代の遼西と遼東――時代の転換と辺境社会――
六朝時代の宗族――近世宗族との比較において――
六朝貴族における人格と身体
六朝貴族の家政について
索 引
下 巻
口 絵
凡 例
Ⅲ
隋唐帝国をどう考えるか
唐代の藩鎮について――浙西の場合――
唐代の職田制とその克服
「安史の乱」の性格について
龐勛の乱について
武后朝末年より玄宗朝初年にいたる政争について――
唐代貴族制研究への一視角――
〔書評〕谷霽光著『府兵制度考釈』
唐末の諸叛乱の性格
隋唐政治史に関する二三の問題――とくに古代末期説をめぐって――
〔書評〕布目潮向・栗原益男共著 『隋唐帝国』(「中国の歴史」 四)
河朔三鎮における節度使権力の性格
北朝末~五代の義兄弟結合について
西魏・北周・隋・唐政権と府兵制
七~十三世紀内陸アジア君主権の研究
貞観政風の一研究
則天武后の明堂
河朔三鎮における藩帥の承継について
隋代の通守について
隋末の内乱と民衆――剽掠と自衛――
顔真卿と李末
付録 谷川先生著作目録
あとがき
索 引
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