書名 : 日本漢学研究試論―林羅山の儒学
編著者 : 大島晃
出版社 : 汲古書院
定価 : 12,000 円
出版年 : 2017/12 月
まえがき
Ⅰ 林羅山の「文」の意識
一 「読書」と「文」
二 藤原惺窩『文章達徳綱領』の構成とその引用書――『文章欧冶』等を中心に
三 文評――「左氏不及檀弓」の論
四 「書、心画也」の論
Ⅱ 林羅山の朱子学――『大学諺解』『性理字義諺解』
一 『大学諺解』の述作の方法と姿勢
二 『性理字義諺解』の述作の方法と姿勢
三 林羅山『性理字義諺解』と松永尺五『彝倫抄』
四 『性理字義諺解』と朝鮮本『性理字義』の校訂
五 朝鮮版晋州嘉靖刊本系統『北渓先生性理字義』五種対校略考
六 ハーバード大学所蔵朝鮮版『性理字義』――その林羅山旧蔵本説をめぐって
七 『性理字義』の訓点を通して見たる羅山・丈山の読解力
Ⅲ 日本漢学諸論
一 桂菴玄樹の四書学と『四書詳説』
二 江戸時代の訓法と現代の訓法
三 「なる世界」と「つくれる世界」――不干斎ハビアンの朱子学批判をめぐって
四 「芭蕉」という俳号をめぐって――漢文学雑考その一
五 浅見絅斎と日本儒学史研究
六 井上哲次郞の「性善悪論」の立場――「東洋哲学」研究の端緒
七 井上哲次郞の「東洋哲学史」研究
八 漢文学の在り方――その二重性
付 『漢文學 解釋與研究』編集後記
Ⅳ 先学の風景――人と墓
一 藤原惺窩
二 吉田素庵
三 堀 杏庵
四 松永尺五
五 鵜飼石斎
六 宇都宮遯庵
七 山井崑崙
八 羅山長子 林叔勝
九 桂菴玄樹
あとがき/編集後記
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