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書名 : 唐代伝奇を語る語り手-物語の時間と空間
編著者 : 葉山恭江
出版社 : 汲古書院
定価 : 7,500 円
出版年 : 2016/12 月

序   大東文化大学文学部中国学科教授 門脇廣文

序 論
第一章 本研究の目的と方法
第二章 日本における唐代伝奇研究の現状と課題
 第一節 唐代伝奇研究史(一九四六~二〇一四年)の概括
    〔論文数・研究内容の分類・文学研究の方法と立場〕
 第二節 唐代伝奇研究と「創作の意図」あるいは「主題」
    〔一九七〇年代・一九八〇年代・一九九〇年代・二〇〇〇年代・まとめ〕
 第三節 中国古典文学研究とテクスト論
第三章 本書の構成

第一部 理論篇

第一章 物語論(ナラトロジー)の概説
 第一節 時間
 第二節 叙法
 第三節 態
第二章 唐代伝奇の語りの分類――語り手と物語世界の関係から――
 第一節 異質物語世界外タイプ
    〔物語のみ・物語を批評する・物語の由来を記す・由来と批評を記す〕
 第二節 等質物語世界外タイプ〔自己物語・記録者〕
 第三節 異質物語世界内タイプ  第四節 等質物語世界内タイプ
第三章 「謝小娥伝」の語り――語り手「私」と作中人物「私」の関係――
 第一節 「謝小娥伝」のプロットおよび作品構成〔プロット・作品構成と語り手〕
 第二節 語り手「私」と作中人物「私」の関係
    〔物語世界の外で語る「私」・語る速度と物語内容との距離〕
 第三節 作中人物の関係〔「私」と謝小娥・「私」と君子〕

第二部 実践篇

第一章 「古鏡記」の語り――語り手王度に語られた王度と王勣の物語――
 第一節 「古鏡記」のストーリーとプロットおよびテクスト構成
    〔ストーリーとプロットのずれ・「古鏡記」のテクスト構成〕
 第二節 王度の物語と王勣の物語の関係
    〔王度の一人称の物語に挟まれる王勣の三人称の物語・王度の物語の中に含まれる王勣の物語〕
 第三節 「古鏡記」に表現された王度と王勣の人物像の共通性と差異性
    〔儒家的な王度と道家的な王勣・「語り」から見た王度の物語と王勣の物語の関係〕
第二章 「南柯太守伝」の時空と語りの枠――生き直しをさせられた夢――
 第一節 淳于棼は「少年」か〔「南柯太守伝」の夢の特徴・「少年」淳于棼・少年のイメージ〕
 第二節 淳于棼の父は何処にいるのか
    〔冥界性と淳于棼の父・作中人物の生死と空間・淳于棼の父がいる場所〕
 第三節 淳于棼の夢とは何であったか
    〔淳于棼の人生にまつわる時間標識・淳于棼の人生と語りの枠・生き直しをさせられた夢〕
第三章 「南柯太守伝」に含まれる二つの焦点化――物語に介入する語り手――
 第一節 語り手は誰が知覚したものごとを語るか
    〔語り手と物語の関係・「見」に表れる作中人物淳于棼の視点・作中人物の心情の語りと語り手〕
 第二節 「国有大恐、都邑遷徙」をめぐる異なる二つの視点
    〔槐安国と現実をつなぐ「国有大恐、都邑遷徙」・淳于棼の視点と国王の視点〕 
 第三節 物語内に介入する語り手
    〔姿を現す語り手と姿の見えない語り手・国王の知覚と淳于棼の知覚をつなぐ語り手〕

むすびにかえて

付録 唐代伝奇関係研究文献目録/主要参考文献/初出一覧/あとがき/索引





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