書名 : 南宋の文人と出版文化-王十朋と陸游をめぐって
編著者 : 甲斐雄一
出版社 : 九州大学出版会
定価 : 3,600 円
出版年 : 2016/03 月
出版者に名声を「利用された」王十朋
自ら出版者として読者の声を「反映させた」陸游
「編集→刊刻→読者による入手及び反応」という現代にも通じる文学作品の流通過程が生まれた宋代。この時代に生きた対照的な二人の文人を中心に、文学作品が生まれ世に出るまでを考察する。
序 章
上編 「状元」王十朋と南宋出版業
第一章 王十朋編『楚東唱酬集』について
第二章 王十朋『会稽三賦』と史鋳注
第三章 「王状元」と福建
下編 陸游の四川体験と『剣南詩稿』の刊刻
第四章 陸游と四川人士の交流
第五章 陸游の厳州赴任と『剣南詩稿』の刊刻
第六章 南宋の陸游評価における入蜀をめぐって
終 章
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