書名 : バーバリアン・レンズ-中国における西洋廃墟の写真史
編著者 : レジーヌ・ティリエ/中野美代子・鴇田潤訳
出版社 : 国書刊行会
定価 : 4,600 円
出版年 : 2016/11 月
「われわれは自分たちを文明人、かれらを野蛮人だと称しているが、ここにあるのは、文明人が野蛮人にたいしてやらかしたことである!!」
詩人ヴィクトル・ユゴーがこう言い放った、アヘン戦争における英・仏連合軍の円明園焼き討ち事件……その破壊された壮大華麗なる西洋楼をカメラに収めた写真家たちがいた。伝説ともなった円明園の壁、石、噴水はどうなったのか? どこで、だれが、なぜ、この廃墟を撮ったのか? 中国にいた未知なる西洋写真家たちの足跡を克明に跡付ける類を見ない研究書。巻末には最新の成果を踏まえた長文の訳者解説を収録。図版多数。
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