書名 : 銭塘遺事校箋考原：唐宋史料筆記叢刊(歴代史料筆記叢刊)
編著者 : 王瑞来校箋
出版社 : 中華書局
定価 : 3,828 円
出版年 : 2019/06 月
本書は、《唐宋史料筆記叢刊》の一つで、南宋遺民劉一清の筆記《銭塘遺事》の校箋本。「銭塘」と冠されているが、実際には、宋理宗、宋度宗、宋恭帝時代を中心に南宋敗亡の歴史教訓、南宋の典章制度、大臣の進退と朝廷秘聞、蒙古との戦い、臨安の風土人情、士大夫詩詞などの内容が記されたので、その史料価値が高い。
『銭塘遺事』は南宋の遺民劉一清撰。理宗・度宗・恭帝について詳しく記載。内容は、南宋敗亡の歴史教訓、南宋の典章制度、大臣進退と政壇秘聞、宋蒙征戦と南宋の滅亡、臨安の風土人情と士大夫の詩詞作品などに及ぶ。今回、掃葉山房本を底本として整理。(繁体字縦組)
本书十卷,南宋遗民刘一清撰。该书虽以钱塘为名,实纪南宋一代之事,尤详于宋理宗、度宗和宋恭帝数朝之事。其内容主要涉及如下几个方面：一、南宋败亡之历史教训；二、南宋之典章制度；三、大臣进退与政坛秘闻；四、宋蒙征战与南宋之亡；五、临安风土人情与士大夫诗词之作。
本书是一部很有史料价值的笔记作品,元人编纂《宋季三朝政要》于宋末史实抄此书者颇夥,《南村辍耕录》、《说郛》、《西湖游览志》等亦多加选录。四库馆臣亦云：该书“于宋末军国大政以及贤奸进退条分缕析,多有正史所不及者。盖革代之际,目击偾败,较传闻者为悉。”
本次整理以现存最早的刻本扫叶山房本为底本,以四库全书、武林掌故丛编本对校,另外还利用了清人蒋光煦《斠补隅录》所收以扫叶山房本对校鲍廷博抄本的《钱塘遗事校》。
本书在校勘之外,还追溯史源,理清因袭,寻觅相关文献记载,以备读者参考。
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