書名 : クジラの文化、竜の文明―日中比較文化論
編著者 : 大沢昇
出版社 : 集広舎
定価 : 2,500 円
出版年 : 2015/11 月
東アジアと西欧の文明を吸収し、クジラのように独特の進化を遂げた日本文化
東西南北の民族と混交することでキメラ(合成的)な相貌をもつ中国文明―
「衣食住行」などの日常の暮らしから、政治制度、価値観、思考方法の相違まで幅広い分野を探究した、日中文化を理解するための好著。
目 次
序 章 「支那」と「小日本」 互いの誤解の始まり
第1章 「顔」と「国の形」
日本の祖先は徐福か?
そっくりな外見と文字表現
国号、国旗、国歌―異なる「国の形」
第2章 「水の文化」と「火の文明」
「水の料理」と「火の料理」
「木の家屋」と「石の城壁」
「柄の着物」と「色の衣服」
第3章 どちらも「現世主義」だが…
隠す「恥」と主張する「驕傲」
「縮み志向」と「巨大願望」
「以心伝心」と「討価還価」
公に対する「忠」と親に対する「孝」
第4章 明るい競争社会の裏側
「歩く文化」と「乗る文明」
豪華な日本画と枯淡の中国画
日本の幽霊vs.中国の妖怪
第5章 「クジラの文化」と「竜の文明」
「竜」とは何か、「クジラ」は魚か?
普遍的な「文明」を追求する時代
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