書名 : 現代中国の民族政策と民族問題―辺境としての内モンゴル
編著者 : リンチン(仁欽)
出版社 : 集広舎
定価 : 5,500 円
出版年 : 2015/10 月
1950、60年代の内モンゴル地域社会はいかに変化したのか?
放牧地開墾や漢人入植の実態と影響、末端地域における政治や言語政策、それに土地改革、反右派闘争、大躍進、文化大革命などの分析を通じて、中国でいち早く民族政策が実施された内モンゴル社会の変化を明らかにする。
目 次
序論
第1部 1950年代の社会改革期における諸問題
第1章 綏遠省蒙旗土地改革における問題
第2章 牧畜業の社会主義的改造の再検討
第3章 牧畜業地域における人民公社化政策の分析
第4章 1950年代のモンゴル言語・文字使用の実態
第2部 経済的統合の拡大と漢地化の加速
第5章 「大躍進」期における放牧地開墾と人口の問題
第6章 国営農牧場・生産建設兵団の建設と漢地化の推進
第3部 政治運動の推進とイデオロギー的統合の強化
第7章 反右派闘争におけるモンゴル人「民族右派分子」批判
第8章 「四清運動」における民族問題
第9章 知識青年下放運動の検討
結論
あとがき
参考文献
関連年表
索引
|
|