書名 : チベットの焼身抗議―太陽を取り戻すために
編著者 : 中原一博著
出版社 : 集広舎
定価 : 2,200 円
出版年 : 2015/09 月
故郷の解放と法王ダライ・ラマの帰還を叫びながら、自らの身体を<灯明>と化し、中国政府の圧政に抗議し続けるチベット人たち。この異常事態はいつまで続くのか? ダライ・ラマに招かれ、30年にわたってダラムサラに暮らすひとりの日本人建築家が、焼身者たちの貴重な命の記録として、人びとの最期の訴えと現地の実情を克明に報告する。
目 次
はじめに
[第一章]傷つき追いつめられるチベット人
真実を知らせるために―ロプサン・ツルティムの遺書
共産党チベット統治を総括する言葉
三世代にわたる傷
強硬政策への転換 ダライは悪魔
空にふたつの太陽は要らない
[第二章]焼身抗議者は何を訴えているのか
太陽を取り戻すために
究極の手段 焼身抗議の始まり
焼身抗議への反応
[第三章]焼身抗議者143人の記録 関連ニュースと共に
何故、ンガバで焼身抗議が始まったのか?
全焼身者の記録 2009~2015
付論 仏教と焼身
おわりに
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