書名 : 大金国志校証(全2冊):中国史学基本典籍叢刊
編著者 : (宋)宇文懋昭撰、崔文印校証
出版社 : 中華書局
定価 : 5,500 円
出版年 : 2016/06 月
金代の史実を記述する《大金国志》40巻は、宋代学者宇文懋昭撰と明記している紀伝体史籍であるが、実際は元代中期の書籍商人により編纂されたものと見なされている。編纂体裁が繁雑で偽書の史料を多く使っているなどの誤りや不備があるが、金太祖から金哀宗までの117年間にわたる金国の史料を大量に引用したため、《金史》と並ぶ金史研究の重要な典籍と位置づけられている。1986年に中華書局により刊行された《大金国志校証》は、《大金国志》に整理・勘誤・校正を加え、原書の史料価値を高めたものとして研究者に高く評価されている。本書は、その重印本。
《中国史学基本典籍丛刊:大金国志校证(套装共2册)》称元朝为(大朝乙,称元军为(大军乙,称元使为(天使),而于宋事则毫无忌讳,似非宋人所为。再次,《中国史学基本典籍丛刊:大金国志校证(套装共2册)》有开国功臣传一卷,记粘罕等十三人事迹,其他人无传,却有两卷文学翰苑传,记宇文虚中等三十二人事迹,显得既不平衡,也难以让人理解,何以如此(重文轻武乙。诸如此类,问题确是很多。
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