書名 : 漫長的餘生：一個北魏宮女和她的時代
編著者 : 羅新
出版社 : 北京日報
定価 : 3,300 円
出版年 : 2022/07 月
本書は、北魏の出土墓誌と伝世文献を読み解くことで、南朝宋から北魏へ連れ去られた一人の女性の数奇な人生とその時代背景を叙述する。
西暦465年、南朝宋で明帝が即位すると、晋安王劉子勛がそれに反対して挙兵して内乱状態となり、やがて北魏との戦争へとつづいた。その戦乱のさなか、宋の中層官僚の娘が、肉親を亡くし、流浪の身となり、はては連れ去られて北魏の平城宮の女官となった。
北魏ならではの制度「子貴母死」制度（皇帝の嫡子の生母を殺害する）とも関連し、 宮廷内の権力闘争にも巻き込まれながら、異民族の皇帝や漢民族とは違う制度のなか、86歳で亡くなるまで彼女は残りの人生をどのように生き延びたのか。
■編著者紹介
羅新：北京大学教授。魏晋南北朝史、中国古代民族史を専門とする。『王化与山险：中古边裔论集』（北京大学出版社、2019年）ほか。
公元466年,宋明帝刘彧与在寻阳称帝的侄子刘子勋二帝并立,内战几乎波及刘宋全境,继而演变为与北魏之间的战争。生于南朝中层官僚家庭的王钟儿,被迫卷入,家破人亡,两年后被掠为平城宫的普通宫女,时年三十岁。可是,她的命运却偶然地与“子贵母死”制度发生了联系,意外卷入权力斗争的漩涡,先后以宫女和比丘尼的身份成为抚育两代皇帝的关键人物,竟在北魏宫廷生活了五十六年之久。
罗新教授利用墓志等史料讲述了王钟儿漫长而又跌宕起伏的一生,并以她的眼睛去看她身处其中的时代,把皇帝、后妃、外戚、朝臣、宦官和宫女都还原为具体的人,看到他们面对权力时的喜悦、疑惧、张狂、绝望……随着王钟儿人生故事展开的,还有从献文帝、孝文帝到宣武帝、孝明帝近八十年的北魏历史,当然也有被时代的惊涛骇浪席卷的许许多多人。
我们关注遥远时代的普通人,是因为他们是真实历史的一部分,没有他们,历史就是不完整、不真切的。
目录
引言 :慈庆之死
1 家在悬瓠
2 天有二日
3 淮北入魏
4 淮西惊变
5 北魏奚官
6 青齐女子
7 宫女人生
8 斛律昭仪
9 文明太后
10 子贵母死
11 祖孙政治
12 文昭高氏
13 冯家有女
14 夺宫废储
15 元恂之死
16 悬瓠长夏
17 大冯梦破
18 投迹四禅
19 宣武皇帝
20 晖光戚里
21 帝舅之尊
22 皇子不昌
23 胡嫔充华
24 高肇之死
25 灵后胡氏
余音 :时间休止
后 记
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