書名 : 天下郡国利病書(全6冊)中国古代史学叢書
編著者 : [清]顧炎武撰,黄珅等校点
出版社 : 上海古籍
定価 : 44,000 円
出版年 : 2022/11 月
天下郡國利病書 1-6 /中國古代史學叢書
顧炎武『天下郡国利病書』の点校本
『天下郡国利病書』は、明代各地の社会・政治・経済状況を記録した歴史地理書。あらゆる史籍・実録・地方志および上奏文・文集中の国家経済と民衆生活に関係する資料についてひとつひとつ集録し、さらにそこに書かれた山河や要塞、風土や民情について実地考察をして得失を正している。康熙(1662-1722)初年に編纂されたが、何度も増補改訂され、ついに定稿は成らなかった。
本書は、まず国土の総論について、次に南北の直隷(明代新旧首都)、十三の布政使司(省)について記述している。国土の沿革以外にも、賦役・駐屯開拓・水利・水上輸送などの資料が充実しており、なかでも軍事・租税・水利を重点的に集録している。今でも参照に耐える部分が多く、明代の社会・政治・経済を研究する上で重要な史籍である。
上海古籍出版社による中国古代史学叢書の一部。
《天下郡国利病书》是记载明代各地区社会、政治、经济状况的历史地理著作。凡史籍、实录、方志及奏疏、文集中有关国计民生的资料,本书一一予以辑录,并对其中所载山川要塞、风土民情作实地考察,以正得失。约于康熙初年编定成书,后又不断增改,终未定稿。该书先叙舆地山川总论,次叙南北直隶、十三布政使司。除记载舆地沿革外,所载赋役、屯垦、水利、漕运等资料相当丰富,重点辑录兵防、赋税、水利。本书收录大明两京一十三省人文地理政治之要,并权其利病以图治,书中许多内容放在今天犹未失时,是研究明代社会政治经济的重要史籍
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