書名 : 日本訪書志標注
編著者 : 〔清〕楊守敬撰、趙嘉、何理等標注
出版社 : 上海古籍
定価 : 7,128 円
出版年 : 2023/07 月
【『日本訪書志』および「補」の校注整理本】
清末の学者にして著名な蔵書家である楊守敬（1839-1915）は、駐日大使の随行員として日本に滞在した1880年から1884年までの期間に、森立之（1807-1885）、向山黄村（1826-1897）、島田篁村（1838-1898）などの日本の蔵書家と交流を深め、彼らの援助を得ながら、購入・交換・借書・撮影など様々な方法によって、日本にある貴重な漢籍善本の写本・刻本を大量に入手した。『日本訪書志』は、楊守敬がその日本での書籍探訪の際に見聞きし、購入し、写した古典籍について、帰国後に編纂した版本目録書である。およそ全十七巻で、239部の古典籍を著録している。
今回の整理本では、『日本訪書志』の収録項目に校注を施し、関連する書籍の版本の状況や所蔵地についても注を加え、書き起こした序跋文に校勘を加えている。また、『日本訪書志補』における楊守敬の補足をさらに王重民（1903-1975）が補足した題跋についても、再校訂して集録している。
1880年至1884年,楊守敬作爲駐日公使的隨員出使日本,在此期間楊氏結識了森立之、向山黃村、島田重禮等日本藏書家,並在他們的幫助下,通過購買、交換、借抄、拍攝等方式,獲得了一大批珍貴的抄刻本古籍。《日本訪書志》即楊守敬據其在日本訪書時的所見、所購、所抄古籍,回國後編撰的一部版本目録著作。全書凡十七卷,著錄古籍239部。本次整理即為《日本訪書志》所著錄條目做標注,對相關書籍的版本情況、館藏地加以標注,對抄錄序跋加以校勘。並根據王重民先生又根據《日本訪書志補》補續楊氏題跋古籍44部,重新考訂輯録。
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