書名 : 明治日本と中国米―輸出解禁をめぐる日中交渉
編著者 : 堀地明
出版社 : 中国書店
定価 : 2,400 円
出版年 : 2013/02 月
堀地明 著 中国書店 四六判上製/158頁 2,520円(税込)
明治期日本の中国米需要はどれほどのものであったのか。
中国米輸入の是非をめぐり論争が展開される中、如何にして
それを実現しようとしたのか。そして、中国の中央政府と地
方政府はどう対応したのか。
1898年と1902年に日中間で展開された中国米輸出解禁を
めぐる外交交渉において合意された諸内容、及び1907-08年
に中国米が日本に輸出された経緯について、双方の外交文書
を通じて解明。新しい視覚を提示する日中関係史研究。
目 次
はじめに
第一章 明治日本の中国米事情調査及び中国米の輸入と流通
1 中国米事情の調査
2 中国米の輸入と流通
3 中国米輸出解禁問題をめぐる論争
第二章 中国米輸出解禁をめぐる日中交渉
1 1989年の中国米輸出解禁交渉
2 1902年追加日清通商航海条約改定交渉
における中国米輸出解禁問題
第三章 1907-08年における中国米の日本輸出
1 日本の湖南米輸出要求と輸出額の確定
2 輸出港での現地交渉と米穀輸出協定の締結
3 湖南米輸出の結末
おわりに―辛亥革命後の中国米輸出解禁要求
引用文献書目
西日中暦換算表
あとがき
索引
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