書名 : 隆平集校証(全2冊)(中国史学基本典籍叢刊)
編著者 : (宋)曾鞏撰;(日)王瑞来校証
出版社 : 中華書局
定価 : 6,930 円
出版年 : 2021/08 月
《隆平集》は、紀伝体と会要体の形式で宋太祖から宋英宗までの宋初五朝の史実を記述する典籍であり、第1・2・3巻は宋初の典章故事から、第4巻から第20巻までは人物伝記から構成される。《宋史》にない内容が数多く見られているため、宋史研究に欠かせない史料と位置付けされているが、その著者については、定説がなかった。しかし、近年の研究により、《隆平集》は、宋代の文学家、「唐宋八大家」の一人曾鞏が宋初の国史編修の史料をもとに編纂したものという見解は、大多数の研究者に受け入れられている。本書は、清康熙40年彭期七業堂本を底本とし、明万巻堂本、清文淵閣《四庫全書》本及び現存の宋代典籍を参照し、原書に標点・校勘・考証を加える《隆平集》校証本である。巻末に人名索引を付す。《中国史学基本典籍叢刊》シリーズの1点。
《隆平集》记载了宋初至英宗五朝史实。该书以纪传体为主,杂糅了会要体:卷一至卷三记五朝典章故事,卷四至二十则为人物传记。书中保存了许多不见于《宋史》的记载,对宋初历史研究有较高价值。该书作者历来众说纷纭,整理者在前言就此做了比较全面的梳理,以为是曾巩据宋初修国史时资料汇编而成。《隆平集校证》以清康熙四十年彭期七业堂本为底本,明万卷堂本、清文渊阁《四库全书》本为对校本。除点校外,着重于以现存宋代典籍与《隆平集》比勘考证,以利于研究者。书后附有人名索引,以便查检。
|
|