書名 : 元朝秘史(校勘本):中国史学基本典籍叢刊
編著者 : 烏蘭校勘
出版社 : 中華書局
定価 : 30,250 円
出版年 : 2012/07 月
本書は、中世モンゴルの歴史書であり、《モンゴル秘史》と呼ばれることもある。チンギス・ハーンの一代記を中核に、その族祖伝承から後継者オゴデイの治世の途中までの歴史が記されており、モンゴル史及びモンゴル学の研究にとって極めて重要な文献資料である。しかし、ほかの史書と比較すると歴史事件の前後関係や経緯、内容などが都合の良いように改変されている箇所が随所に見られ、記述の史実性には疑問が残るとされている。本書は、11種の版本の《元朝秘史》及び《元朝秘史》と密接な関係がある羅桑丹津《黄金史》を参照し、《元朝秘史》の原書に全面的な校勘を加える。
本书对于蒙古史乃至整个蒙古学的研究具有非常重要的意义。目前已形成一门国际性的学科“《秘史》学”。作为一部史书,首先文献学方面的研究必不可少。然而,由于客观条件的限制和研究本身的难度,学界一直缺少一部完整的、高质量的校勘本。本校勘本对原书所有三个部分都进行了校勘,利用的参校本多达11种,搜集较全,还参考利用了与《元朝秘史》蒙古文原本有间接关系的罗桑丹津《黄金史》,因此能够较好地保证校勘质量。
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