書名 : グラミンのソーシャル・ビジネス
編著者 : 大杉卓三アシル・アハメッド
出版社 : 集広舎
定価 : 1,600 円
出版年 : 2012/08 月
大杉卓三 アシル・アハメッド著 ムハマド・ユヌス 序文
集広舎 発行 中国書店 発売 A5判並製 127頁 2012年7月
ソーシャル・ビジネスとは、社会的な課題をビジネスの手法を用いて解決に導く事業のことである。ソーシャル・ビジネスは一般的なビジネスとは異なり、利益の最大化を目的としない。その目的はあくまで社会的な課題の解決である。
『グラミンのソーシャル・ビジネス』と名付けられた本書は、バングラデシュのグラミン銀行、そしてグラミン・グループが実践するグラミン方式のソーシャル・ビジネスについて学ぶことを目的としている。グラミン方式のソーシャル・ビジネスには、グラミン銀行創設者であるムハマド・ユヌス氏のグラミン哲学が刻み込まれ、グラミン方式ならではの独自性が存在する。
本書でグラミン方式のソーシャル・ビジネスの理念を知り、バングラデシュや世界各国で実践されているソーシャル・ビジネスの現状を把握することで、社会的な課題をビジネスの手法で解決することの本質を理解できるだろう。
目 次
序文 [ムハマド・ユヌス]
まえがき
第1章 ソーシャル・ビジネスとは何か
ソーシャル・ビジネスの概念/BOPビジネスとの関係/ソーシャル・
ビジネスを取り巻く環境/グラミン方式のソーシャル・ビジネス
第2章 グラミン銀行とグラミン・グループ
グラミン銀行/グラミンフォンとヴィレッジ・フォン・プログラム/
グラミン・シャクティ
第3章 バングラデシュでの合弁企業
グラミン・ダノン・フーズ/グラミン・ヴェオリア・ウォーター/
グラミン・雪国まいたけ/合弁企業の広がり
第4章 グラミン・モデルの世界への展開
グラミン・アメリカ/ウガンダのAppLabプロジェクト/ソーシャル・
ビジネスの広がり
さらに理解を深めるための文献リスト
あとがき
|
|