書名 : 中国敦煌壁画全集（全11巻）
編著者 : 段文傑/樊錦詩主編/
出版社 : 天津人民美術出版社
定価 : 120,000 円
出版年 : 2010/07 月
A4/精装/繁体字126,000円(税込)
《中国敦煌壁画全集》は《中国美術分類全集》系列の一つ。業界が公認する敦煌研究専家であり、当時の敦煌研究院院長段文傑が主任委員を務め,中央美術学院金維諾等の専門家が編集委員会を組織した。《中国美術全集》の体裁に則り,時代別に分類し,内容は論著、図版、図版説明の三大部分に分かれる。彩色図版は直接敦煌から取った。近年石窟壁画の幾つかは褪色が激しいために密封されて非公開となっているため,本全集の壁画図版はさらに貴重なものとなった。
〇 中国敦煌壁画全集.1-北凉.北魏 2006／264P／カラー図版175幅
敦煌石窟について､鮮明なカラー写真260枚をまじえて紹介する｡敦煌､中原及隣近地区歴史文化大事記､莫高窟各朝代洞窟分布
〇 中国敦煌壁画全集2 西魏 2002／295P／カラー図版217幅
孝文帝の北魏晩期から525年前後東陽･王･元榮出任敦煌後557年北周建国までに作られた作品217件を所収｡附:図版説明｡
〇 中国敦煌壁画全集.3 敦煌北周 2006／315P／中／カラー図版211幅
仏陀の前世(本生)と悟りを開いた後の伝道故事(因縁)を紹介｡本生故事は､東南･南アジア等の小乗佛教地区で流行した｡敦 煌地区は大乗仏教を伝承し､又本生壁画もあり､古代敦煌佛教体系を知る上でのたすけになる｡本巻は中国において初めて敦煌各時期の因縁故事を収めた研究資料。
〇 中国敦煌壁画全集.４ 隋2010年06月
敦煌壁画にとって、隋代（581-618）は、重要な転換期であり、隋唐敦煌莫高窟には、70余の隋代石窟が保存されている。これらの隋代壁画は、中原地 方の華麗かつ繊細な「密体」、西北地方の自由奔放な「疏体」、ペルシャや中亜諸国の綺麗な図案などが融合し、敦煌壁画に新風を吹き込んだ。本書は、飛天・ 薩唾太子本生・供養人与牛車・啖子本生・供養菩薩・薩唾飼虎与順田経変・救治病人・駱車過橋・胡商遇盗・金剛力士など、敦煌隋代壁画から精選された200 点の逸品を収録する。巻頭に掲載されている敦煌研究院院長段文傑の論文「融合中西成一家―莫高窟隋代壁画研究」は、敦煌壁画研究の手引きである。
〇 中国敦煌壁画全集.5 敦煌初唐 2006／280P／カラー図版202幅
無量寿･観無量寿経のカラー図版253件｡附論:阿弥陀仏五十菩薩図｡
中国敦煌壁画全集6 敦煌盛唐 2010
8世紀の唐神龍・景龍・開元・天宝時期の「盛唐時代」になると、敦煌壁画は、その最盛期を迎え、現在、莫高窟の81の「盛唐時代」の石窟に残された約500 幅の壁画は、仏教芸術の逸品が数多く含まれている。本書は、その中から精選された四菩薩・釈迦回迦毘羅維城・為四衆説法・羅贍羅献食認父・菩薩頭像・仏弟 子与菩薩・仏弟子頭像・菩薩頭・項光・大勢至菩薩など、「盛唐時代」の敦煌壁画の代表作202幅を収録する。
〇 中国敦煌壁画全集7 敦煌中唐 2006／270P／中／カラー図版167幅
本巻の壁画は《妙法蓮華経》、《涅槃経》、《維摩経》の天台宗主要三経を題材とし、この三経が衆生悉く仏性をもっており、人々はすべて仏になることができると説く。隋唐期における庶民の信仰・帰依の様相をうつし出している。
〇 中国敦煌壁画全集8 敦煌晩唐 2001/300P／カラー図版238幅本巻の壁画は《妙法蓮華経》、《涅槃経》、《維摩経》の天台宗主要三経を題材とし、この三経が衆生悉く仏性をもっており、人々はすべて仏になることができると説く。隋唐期における庶民の信仰・帰依の様相をうつし出している。
唐代中期の敦煌壁画167点を収録。
〇中國敦煌壁畫全集 ９ 敦煌五代·宋
五代・宋の壁画のカラー図版184点を収録し、一点ごとに解説文を付す。三階宗は､隋朝廷によって禁じられすぐ消滅し､経典の殆どが散逸し､遺跡もない｡本巻収録のものは､稀有の貴重な遺留品で､歴史の欠落個所を補う｡律宗は 唐代に流行した大宗派で､鑑真は律宗の教えを伝えた｡附:報父母恩重･目連･福田･梵網･宝雨経･勞度叉(賢愚経一品)
〇中國敦煌壁畫全集 10 敦煌西夏元 1996／中／234P／カラー図版197幅
敦煌漢伝密教の変遷を､密教画約227点の精美なカラー写真213枚にて紹介｡
〇中國敦煌壁畫全集 １１ 麥積山 炳靈寺
甘肅省文物考古研究所 等主編／2006／392P／カラー図版251幅／
楞伽経変､金剛経変､思益梵天所問経変､密厳経変､天請問経変の210点を精美なカラー写真にて収録｡
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