書名 : 大英図書館特藏中国清代外销画精华（全8卷）
編著者 : 周积寅主编
出版社 : 广东人民
定価 : 150,000 円
出版年 : 2011/08 月
大英圖書館藏 中國清代外銷畫精華（全8卷）
Chinese Export Painting of the Qing Period
In The British Library (Volume1-8)
王次澄 吴芳思 宋家澳钰 虏慶濱主编 中国語・英語対照説明文/繁体字
Ａ4上製 全カラー 廣東人民出版社 2011/08 月
157,500円（税込）→ 特価 120,000円
本書は、大英図書館に収蔵されている清代の「外銷画」（外国に販売した中国絵画）から精選された748幅を、広州港和広州府城画・歴代人物服飾組画・広州街市百業組画・仏山手工製造業作坊組画・広東官府衙門建築、陳設及官吏儀仗器用画・刑罰組画・園林宅第組画・宗教建築、祭祀陳設組画・勧戒鴉片烟組画・室内陳設組画・海幢寺組画・戯劇組画・広東船舶与江河組画・北京社会生活与風俗組画・北京店舗招幌組画などに分けて収載する。各グループに絵画の作者年代・歴史背景・芸術価値などを紹介する中英対照の説明文を付す。巻頭の「導論」部分は、「外銷画的先駆」「外銷画的収蔵和収蔵家」「外銷画家及画技伝承」「本書収録之外銷画蔵品」「外銷画的重要研究成果」「新出版図集」などのテーマで「外銷画」の歴史・沿革・芸術価値・研究現状などを全面的に論述しており、「外銷画」研究の優れた論文として高く評価されている。
広州の「清明上河図」
『大英図書館特蔵 中国清代外銷画精華』広州で初出版
六年の研究と、三年にわたる編簒とに時間をかけた本書は、中国の清代に国外に売却されて、イギリスの大英図書館が秘蔵する絵画の精華を集成したもので、2011年8月２２日、広州南国書香節(読書週間)を契機に、初めて正式に出版されたものである。
説明によれば、本書は大英図書館から権利を得て、中国清代に海外に売却された同館秘蔵の絵画を初めて公開し、中国出版に単独権利を与えたもの で、その中のかなり多くの作品は、めったにお目にかかれないコレクションであり、さらに、なかには現存する唯一の貴重で珍しいものもある。この本は中国社会科学院歴史研究所研究員宋家鈺,英国ロンドン大学アジアアフリカ学院中文系主任廬慶濱と台湾教授王次澄、大英図書館中文部主任呉芳思博士など4名の学者が編著に携わった。
本書は全８巻（毎巻１冊）、748点の海外売却絵画と100万字あまりの文を収載し、絵画ごとにすべて通し番号、作画時期、作画の種類、原画のサイズを記載してあり、その中の第１巻から第６巻は広東を、第７巻・第８巻は北京を題材にした作品となっている。
南国書香節の主催者は、この図書は中英両国の学者が協力した重要な成果であると紹介している。中国と外国での閲読と研究に便利なように、本文は 中英両国語対照方式、中文は繁体字を採用している。本書出版の最大の意義は、中国美術史の空白を補填するだけでなく、美術史と芸術史の研究分野にも極めて 高度な価値を備え、さらには清代史・社会史・民俗史・建築史・船舶史・中外文化交流史などの方面においても、非常に高い文献価値と研究価値を有するところ にあるとしている。
特に挙げるべきものとしては、本書中の「広州港和広州府城画（広州港と広州府城の図）という長尺の絵画があり、原画は長さ9.2メートル、高さ74センチの巻軸式絹装本の水彩画で、創作時期はほぼ清の乾隆二十五年（1760）とみられ、英国人が中国人の画家を雇い、彼の広州における貿易の事歴を記念するために作成させたもので、英国国王ジョージ三世の所蔵するところとなった。画面は、西から広州府城西辺の珠江上流の黄沙、柳波湧の西関砲台 から始まって、東は広州城東辺の珠江下流にある大沙頭、東水砲台に至っている。描かれている内容は、250年前の広州港口、広州府城と珠江の一画の長さ８～9キロに及ぶ沿岸風景で、当時の広州貿易埠頭の繁栄の模様が忠実に現代に再現される、精緻美麗にして、またとない貴重な広州の「清明上河図」と称賛され ている。（奚婉婷 聞香）
歷時6年研究、3年編纂的《大英圖書館特藏中國清代外銷畫精華》、
本書由大英圖書館授權,其將該館珍藏的中國清代外銷畫首次公佈並獨家授權在中國出版,其中相當多的畫作是罕見的藏品,有的更是存世的珍貴孤本,該書由中國社會科學院歷史研究所研究員宋家鈺、英國倫敦大學亞非學院中文系主任盧慶濱和台灣教授王次澄、大英圖書館中文部主任吳芳思博士等四位學者編著。
《大英圖書館特藏中國清代外銷畫精華》全書共8卷(每卷1冊),收入748幅外銷畫,100多萬字,每幅畫都註明館藏編號、畫作時間、畫作種類、原畫尺寸。其中1至6卷是反映廣東題材的畫作,7至8卷是反映北京題材的畫作。
該書是中英學者成功合作的重要成果。為了方便中外讀者的閱讀和研究,書中還採用了中英文對照,中文排繁體字,該書出版的最大意義在於填補了中國美術史的空白,不但在美術史和藝術史研究方面具有很高的價值,而且在清史、社會史、民俗史、建築史、船舶史、中外文化交流史等方面,都具有很高的文獻價值、研究價值和收藏價值。
值得一提的是,書中的《廣州港和廣州府城畫》這幅長卷,原畫長920厘米,高74厘米,為絹裱本卷軸水粉畫,創作時間約在清乾隆二十五年(1760),是英國人雇用中國畫家為紀念其在廣州商貿經歷而作,為英皇佐氏三世的藏畫。畫面西起廣州府城西邊珠江上遊的黃沙、柳波涌的西關炮台,東至廣州府城東邊珠江下游的大沙頭、東水炮台,所畫內容是廣州港口、廣州府城和珠江此段沿岸風景,真實地再現了250年前長達八九公里的廣州貿易口岸的繁榮景象,被譽為精美珍貴的「廣州清明上河圖」。
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