書名 : 文津閣《四庫全書》(十二合一版)(全500册)
編著者 : 商务印书馆
出版社 : 商务印书馆
定価 : 350,000 円
出版年 : 2006/08 月
36,304冊・6,144函・38万頁・128架(本棚)から成り立ち、乾隆帝専用図書として乾隆49年に完成された文津閣《四庫全書》は、現存の文淵閣と文溯閣《四庫全書》に比べて、保存状態が最も良い。「北四閣」《四庫全書》のうち、最後にできたものなので、他の《四庫全書》の誤りが訂正され、遺漏が補われている。乾隆帝自らの校正と《四庫全書》の「総纂官」である紀昀などの2回にわたる校正により、「集部」の中の「宋人別集」・「唐、五代別集」・清代朱尊彝の《明詩綜》、「史部」の中の明代王褘の《大事記続編》と清代于敏中等の《日下旧聞考》、《永楽大典》の輯佚本である呂陶の《浄徳集》と宋祁の《景文集》、「序、跋、附録」の中の元代劉鶚の《惟実録》など、文淵閣《四庫全書》に掲載されていない部分を収録しており、史料価値も文献的価値も高い。
本影印本は、デジタル撮影技術や精密印刷技術で製版・印刷し、原書の各冊の巻頭と巻末に押印されている3種の印鑑や批語、夾条(付箋)もリアルに復原しており、最大限に原書を再現していると言える。冊数の順番は、元の本棚の通し番号により決められ、乾隆帝の諭旨により取り下げられた10種の書物も《四庫撤毀書》として収録している。《四庫全書総目提要》や総合索引が付き、使いやすい。
|
|