書名 : 日野開三郎頌寿記念論集中国社会・制度・文化史の諸問題
編著者 : 日野開三郎博士頌寿記念論集刊行会編
出版社 : 中国書店
定価 : 18,000 円
出版年 : 1987/01 月
B5判上製2段623ページ
論文目次
Ⅰ 農業・土地制度史の諸問題
火耕水耨の背景-漢・六朝の江南農業(渡辺信一郎)/九世紀江南の陸龜蒙の 荘園(北田英人)/唐・宋 田考(大澤正昭)/田欽全寄進正法院常住田記-碑文の作者楊天恵と田地の所在-(佐竹靖彦)/宋代長江下流域の生産性(斯波義信)/賈似道公田法の系譜(草野靖)
Ⅱ 税役負担大系の展開と身分制
北魏世祖の徭役策とその後の推移(松永雅生)/北朝雑戸制の再考察(堀敏一)/
唐代賦役制度の再検討- 白丁・中男・残疾・丁匠・散楽の負担(古賀登)/
唐代戸等制雑考(船越泰次)
Ⅲ 軍政史の諸問題
北朝・隋の二十四軍制度における「團」(菊池英夫)/唐府兵負担についての再考(石田
勇作)/五代宋初藩鎮の場合(栗原益男)/
Ⅳ 唐・宋官僚制とその運用
唐代の「教」について- 嵩岳少林寺の秦王「教」を中心として-(中村祐一)/貞観政風
の一研究(谷川道雄)/唐代内侍省の宦官組織について-高品層と品官・白身層(室永
芳三)
Ⅴ 唐・宋社会の流通経済と財政・運輸政策
敦煌の便穀歴(池田温)/五代の塩販売制について(清木場東)/宋代におけるらん 覧
戴について(畑地正憲)
Ⅵ 六朝・隋唐の文化と社会
晋朝における史官・修史をめぐって(船木勝馬)/隋代絵画をめぐる一試論-隋徐敏行
壁画墓を手がかりとして(気賀沢保規)/唐代後半期の長安と伝奇小説-『李娃伝』の分
析を中心として(妹尾達彦)
Ⅶ 周辺諸民族との交渉と反響
唐の突厥遺民に対する措置をめぐって(石見清裕)/金末元初における土人の転変(牧
野修二)/元朝怯薛の職掌について(その一)(片山共夫)/妖賊金得時の謀反(和田正広)/『大南寔録』に見える嘉隆二年(1803)の 「定北城官軍奉餉例」の意味 (山内正博)
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