書名 : 宦夢録・館閣旧事(歴代史料筆記叢刊·元明史料筆記叢刊)
編著者 : [明]黄景昉撰、朱曦林点校
出版社 : 中華書局
定価 : 3,300 円
出版年 : 2022/04 月
本書は『宦夢録』『館閣旧事』の二大部分からなる。『宦夢録』はまたの名を『自叙宦夢録』ともいい、全4巻、それぞれ1巻130(実際は129)、2巻120、3巻120、4巻150、実計456項からなる。本書は遼寧省博物館蔵《羅氏雪堂蔵書遺珍》本(雪堂本)を底本とし、現蔵台北故宮博物院旧抄本(台北本)を校本ろして整理をほどこす。『館閣旧事』は館閣旧事巻上・館閣旧事巻下・玉堂三考・追旧十志・桐郡四征等の内容を含む。本書は、現蔵国家図書館《中華再造善本叢書》影印清抄本を底本とし、明代史書及び黄景昉《宦夢録》を用いて原文の疑誤、欠漏を参照して補正・整理をほどこす。(縦組み、繁体字)
黄景昉(1597-1662)は明末の政治家。崇禎期に戸部尚書、文淵閣大学士を歴任した。「宦夢録」四巻全456条は、黄景昉が郷試に合格してから官職を辞するまでの29年間の官界における見聞を記録。明末の冊封、講幄、票擬、考試、風俗歌謡、官署遺事、典章故実、世情などについての記述が含まれており、伝世文献の不足を補う史料として価値が高い。「館閣舊事」は、黄景昉による内閣規制についての覚書。また附録として、《黄景昉詩文輯存》《黄景昉伝記資料彙編》《黄景昉年譜簡編》三種を収録する。
《宦梦录 馆阁旧事》一书是明朝黄景昉所撰写的一部“回忆录”。书中记叙了黄景昉从乡试中举到致仕归田29年间的亲见亲闻,当时的册封、讲幄、票拟、考试、风谣,官署遗事,典章故实,世态物情等,在本书中多有记录。本次以雪堂本《宦梦录》与清抄本《馆阁旧事》为底本进行整理,保留其底本原有之附录,并收辑黄景昉之诗文与生平资料,以更全面展现其生命历程。
歷代史料筆記叢刊·元明史料筆記(共29册), 这套丛书还有 《玉堂嘉话 山居新语》《山志》《三垣笔记》《草木子》《水东日记》 等 。
|
|