書名 : 『月堂和尚語録』訳注(附行状)
編著者 : 野口善敬廣田宗玄共訳
出版社 : 中国書店
定価 : 7,000 円
出版年 : 2010/10 月
A5判上製箱入 443頁
わが国の臨済禅のルーツである大応国師の法を嗣いだ月堂宗規。その語録に初めて現代語訳を付けた画期的な一書。 月堂宗規は、博多の聖福寺・太宰府の崇福寺に住し、大徳寺派の名刹・妙楽寺を開き、九州の地で大応の峻厳な禅を挙揚した。本書は、月堂の語録に加えて月堂に関する諸史料を集め、全てに現代語訳と注釈を付けたものである。九州で展開した大応禅の真髄を知るために絶好の書である。
著者について
《訳注者略歴》 野口善敬(のぐち・ぜんけい) 1954年、福岡県生まれ。九州大学文学部中国哲学科卒業。九州大学大学院博士課程退学。博士(文学・東洋大学)。福岡県臨済宗長性寺住職。花園大学文学部国際禅学科教授(嘱託)。学校法人箱崎学園箱崎幼稚園理事長。 著書 『元代禅宗史研究』(禅文化研究所・2005) 『訳注・清初僧諍記-中国仏教の苦悩と士大夫たち』(中国書店・1989) 『東沢瀉(シリーズ陽明学・35)』(明徳出版社・1994) 『ナムカラタンノーの世界-「千手経」と「大悲呪」の研究』(禅文化研究所・1999) 『竹窓随筆-明末仏教の風景-』(共訳・中国書店・2007) 廣田宗玄(ひろた・そうげん) 1967年、兵庫県生まれ。同志社大学法学部法律学科卒業。花園大学大学院博士課程修了。博士(文学・花園大学)。兵庫県臨済宗順心寺住職。花園大学文学部国際禅学科非常勤講師。 著書 『正法山妙心寺開山 関山慧玄禅師伝』(春秋社・2009) 『禅門陀羅尼の世界』(共著・禅文化研究所・2007) 『関甘露門の世界』(共著・禅文化研究所.2008)
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