書名 : 清代の女性詩人たち―袁枚の女弟子点描
編著者 : 蕭燕婉著
出版社 : 中国書店
定価 : 5,600 円
出版年 : 2007/10 月
A5判ハードカバー313p / 21cm /
清代の風流才子袁枚(一七一六~一七九七)は、晩年、江南地方で五十数名の女弟子に囲まれ、絢爛たる風雅な文学の交流を繰り広げた。
本書では、清代において作詩の才能を花開かせた袁枚女弟子たちの生き方を克明に考察し、その肉声に耳を傾け、その精神を探っている。
また、文芸に携わった袁枚女弟子の実態をそれぞれの著作によって検証すると共に、男性文人を含めた清代文学の特徴を照射し浮き彫りにしようとするものでもある。
序章 袁枚女弟子研究の意図と視角
第1章 閨秀詩人駱綺蘭小伝―清乾嘉期における一婦人の生き方
第2章 駱綺蘭の『聴秋軒閨中同人集』および『聴秋軒贈言』について
第3章 閨秀詩人鮑之〓(ケイ)の生涯とその紀行詩
第4章 閨秀詩人席佩蘭の文学―「夫婦能詩」を中心に
第5章 閨塾師としての帰懋儀の生涯と文学
第6章 閨秀詩人屈秉〓(いん)と蘂宮花史図について
第7章 閨秀詩人金逸の生涯とその文学
第8章 日本に紹介された『随園女弟子詩選選』について
結章 袁枚女弟子の種々相とその影響
附章 資料編
著者紹介
蕭燕婉[ショウエンエン]
1970年台湾台北市生まれ。1997年九州大学文学部中国文学専攻修士課程修了。2003年3月同博士後期課程修了、6月博士(課程)号取得。現在、台湾中山医学大学応用外国語学科助理教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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