書名 : 中国語の情報構造と伝達機能
編著者 : 永富健史著
出版社 : 中国書店
定価 : 2,800 円
出版年 : 2007/10 月
A5判並製193p / 21cm /
中国語を音声、語彙、文法の面で正しく発話しているにもかかわらず、意味が通じなかったり、理解しにくかったり、不自然な語感を与えたり、ひいては誤解、不愉快、不信感などを招くことさえあります。その原因は、発話場面のコンテクストを把握していないこと、中国の社会・文化背景や中国人の思考法を理解していないこと、発話意図が明確に伝達されていないこと、この三つに集約できると思います。本書では「コンテクストの伴わない発話行為はありえない」という観点に立ち、日本語母語者の中国語運用能力の向上を目的として、語用論を中心に中国語の情報構造と伝達機能について分析、考察を行いました。
目次
第1章 談話管理(「談話管理」とは 「前置き」の多用と種類 情報の追加とその方法 ほか)
第2章 コンテクスト(談話管理とコンテクストの関連性について コンテクストとその役割 言語内コンテクスト ほか)
第3章 語用論と修辞(語用論と修辞の相互補完性 語用論 修辞 ほか)
第4章 まとめ
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