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書名 : 日韓古代彫刻史論
編著者 : 大西修也著
出版社 : 中国書店
定価 : 9,000 円
出版年 : 2002/02 月

A5ハードカバー  447ページ

広隆寺・宝冠弥勒の腰に吊り下げられた 佩玉の意味。
法隆寺夢殿の救世観音像はなぜ胸に宝珠様の持物を捧げているのか。天智九年に焼出したといわれる法隆寺を再建に導いた原動力とは何か。著者が三十年にわたる韓国古代彫刻の調査・研究成果をもとに飛鳥・白鳳彫刻との比較研究、東アジアにおける仏教彫刻成立の思想的背景をなす古代仏教信仰の実態と仏教図像との関係について解き明かす。カラー含む豊富な写真・図版約三二〇点収録。
第一部 研究序説
第二部 朝鮮三国期の初期仏教と仏教図像の研究
第三部 朝鮮三国期造像研究(各論編)
第四部 朝鮮三国期造像研究(様式編)
第五部 日韓古代彫刻の服制研究
第六部 日韓古代彫刻の造像銘研究
第七部 止利式仏像の研究

日本図書館協会選定図書


30年にわたる研究を集大成した一冊。著者は、早大、韓国・東国大で学び、現在は九州芸術工科大学教授として教べんを執る。韓国古代彫刻の現地調査を重ねえ飛鳥・白鳳期の彫刻との比較研究を深く掘り下げ、仏教彫刻成立の思想史的背景を探った。 
 7部21章で構成。その仏教図像・造形や石仏の成り立ち、日韓の菩薩半跏像の比較、百済石仏の源流として中国との関係、さらに服制や仏像に記された銘などにまで及ぶ。
法隆寺再建の原動力は何なのか、夢殿の救世観音が胸にささげる持ち物の源は?東アジア的な視点で繰り広げられる分析は、日韓の仏像たちが長年その内に秘めてきた謎と神秘を、学問的に浮かび上がらせた。
 2002年4月6日 朝日新聞 

韓国の古代彫刻が人の心をとらえるのはなぜなのか。著者は彫像の手の指先まで神経の行き届いた端正美や、石の冷たさを感じさせない石塔や石仏の美しさにひかれるという。この書は九州芸術工科大学教授の著者が三十年にわたって取り組んできたそうした韓国古代彫刻の調査、研究の成果だけでなく、飛鳥・白鳳彫刻との比較研究を目指している。
 例えば、近年、著者が最も興味を抱いてきた課題は、経典の解釈からはうかがい知ることができない古代仏教信仰の実際と仏像図像との関係を解明することだというが、その過程で法隆寺夢殿の救世観音像に特徴的な宝珠捧持形を探し求めるうちに、中国の舎利供養菩薩に行きついたという歴史の奥深さが語られる。
本と批評 2002年4月7日 西日本新聞 






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