書名 : 晩唐詩人考
編著者 : 桐島薫子
出版社 : 中国書店
定価 : 3,107 円
出版年 : 1998/02 月
B6判ハードカバー250頁
◆内容
序文 岡村繁
第一章 政局と詩人
第二章 李商隠と温庭両者の妓女・女道士の作品と恋愛観の相違
第三章 李商隠と杜牧-両者の女性の捉え方・恋愛観と憂国意識
第四章 李商隠の意識の私的世界への凝集-悼亡詩を中心として
附論 唐代の新孟光考
●「本書は、晩唐の三大詩人について、彼らをとりまく当時の政治的社会的情勢、かれらにつながる個人的な人間関係・家庭環境等、いわば彼らの創作活動を宿命的に方向づけた客観的要因の共通点と相違点を比較検証し、ついでこの三者がかかる客観的要因に多かれ少なかれ妥協しながらも三者三様にこれに対応した、言行・心情等から彼ら自身に内在するそれぞれの個性がその文学作品にどのように投影されているかを分析吟味し、もってこの三大詩人がそれぞれ如何に独自な文学世界を創出したかを究明しようとした意欲的論考である。」
(岡村繁序文より)
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