『西日本の終末期古墳』 下原幸裕 著 2006.3 B5精/501頁 定価 13,650円(税込) 終末期古墳の築かれた七世紀は、古代国家形成への過渡的段階で社 会は急速に変化する。その中で、多大な負担を要する高塚の風も衰 滅にむかい、終末の様相を呈する。本書は、そうした律令社会前夜 の墓制を明確に捉えるため、終末直前の古墳から奈良時代までの墓 制を対象に分析し、国造制や評制など七世紀史の復元に不可欠な文 献史学の成果も援用して検討した。 研究の動向と課題/研究の方法と対象資料/終末期古墳の開始/終 末期古墳の展開/古墳から古代墳墓へ/終章 |